入場したCL7は走行9万km、メインはクラッチ交換での作業依頼でした。
作業開始前に過去の履歴も読み出して、、
クラッチ、ミッションの交換が必要な事は事前の試乗で判っていましたので、
即サブフレームを降ろして作業開始です。
降ろしたサブフレームの赤〇4箇所を良く観察すると、、
こんなにズレが、、
フレーム側の面も凹凸があり均等に当たりが出ていませんね。
この部位を正常化する事でボデーとサブフレームを強く締結させるのが「リジカラ」の基本なんです。
さ~次はトランスミッションASSYを降ろします。
エンジンオイルパンを手製のジャッキで固定して置いて、、
抜いたミッションのメインシャフトとレリーズベアリングはこんな状態でした。
今日のタイプワン、手前はインサイト初期型FZ1の110型、
整備と言うよりレストアのご依頼ですね、
その奥はFit3のS耐車、製作の最終段階です。
その奥はS耐車の2号車、ゲージデザイン違いの2台で操縦特性はどのように違うのか、
ブレーキングでのバイト感やスコートなどの特性理解がFit3車両開発の目標です。
で、またCL7に戻りました~、ミッションのクラッチケース内は
こんなにスラッジが溜り惨澹たる状態でした。
レリーズベアリングの面もアンギュラーな状態(笑)でもこれ笑えないです、
よくこれで自走で来れましたね~。
クラッチは完全磨耗していて何時ブローしてもおかしくない深刻な状態でした。
ミッションを抜かれ寂しそうなCL7、でも大丈夫、安心して下さい。
作業の後半はレポ②で、ご期待下さい。
Posted by 吉澤