赤→はミッションを降ろしたクランクのセンター部のブッシュ、偏磨耗が無いか仔細に点検、
青→はクランクのオイルシール、このシールの張り、漏れをチェックします。
フライホイルを外してブロック後端面は車上で洗浄します。
赤→はフライホイル固定用冶工具、 赤〇はミッションケースとの
接合部に打ち込まれたノックピン、ピンは新品に交換します。
奥のミッション、手前のサスアーム、ハブなど取り除かれた空の左フロントフェンダー内部、
右も概ね同様に機能部品が何も無い状態です。
これが取り出した左右サスアームASSYですね。
赤〇部は破断、、、
赤→が破断箇所です。
これはナックルとロアアームを繋ぐロアボールジョイント、
内部はこんなに凄い状態でした~。
赤→の旧ロアアームのエンド部を拡大すると、、、
ブーツが割れ水が入りスカッフが起きてボール部は錆びが、、
こんな状態でした(涙)
赤〇がステアリングギヤBOX、赤→フロントロアアーム、青〇がサブフレームです。
緑〇部がボデーと接合している、つまりリジカラが入る部位ですね。
この部分がエンジン、ミッション、サスなどクルマの主要部をボデーに固定しているので
僅かな「ガタ」が大きな問題や障害の原因になるのです。
青→がラックエンド、赤→がタイロッドエンドです。
フロントハブとベアリングを収めているナックルの内径部の「荒れ錆び」は磨いて整えます。
赤→は新品のロアボールジョイント部、赤〇は新品ハブベアリング、
この後ハブを圧入します。
赤→が新品のハブASSY、青→は洗浄されて綺麗なバックプレートです。
赤〇が新品の液封エンジンマウント、
赤→4箇所が装着された「リジカラ」です。
サブモジュールされたフロントサブフレームは車体に対して水平に静かに装着します。
装着されたSPOONモノコックキャリパー
MONOCOQUE CALIPER SET
リフト上で駆動、減速させ点検します。
各ギヤを入れて駆動、クラッチの作動音など聴診、
その隣ではS耐用の2号車の準備が平行して進んでいます。
さ~組み立て後に最初数キロの距離を試乗するんですね~。
タイプワンの近所を数キロ走行後に初回のアライメント調整、
これがアライメント調整の1回目です。
その後で約200km程度の距離を駄目出しで試走、
この走行で初期の慣らしも施すんですね。
試走し完成検査後に最終のアライメント調整を行います。
試走すると先ず車高が変わりますからね。
この無視が出来ない1G車高の差がこんな工程を必要としている理由なんですね。
アコードユーロRの全ての費用関係は部品が¥841,695円、工賃¥239,400円、
総額¥1,081,095円、お預かりは7日でした。
ありがとうございました。
Posted by 吉澤