Fit3のRSモデルにK20エンジンと6速マニュアルで乗りたい、、
「記載事項」の変更をして排ガスレポートも添付して合法で乗りたいんだけど、、てオーダーが、
う~ん、でもノーマルでも速いから止めましょうよ~て説得したんですけど、、
結果、最新モデルの電子制御の勉強も兼ねて試験研究活動でトライしよう、チャレンジング。
またこの解析経験がレースでも役に立つかも知れないし、
なんて少々無理のある理由で、しかし本当は「面白そう」でスタートしました。
まずは各部のクリアランスやノーマルエンジンの座標を測定してからASSYで降ろして、ん、降ろしたエンジンなどは
レースのスペアになるじゃない、ラッキー(笑) ♡♡
ここまでは余裕の作業で順調そのものです。
中身が空のダミーエンジンとミッションを積んで、通常140kgあるエンジンミッションもダミーだと重量は30Kg、
積んだり降ろしたり、5~6回繰り返すので軽いと安全だし便利なんですよね~、
一見狭そうなFitのエンジンルームですが、あれま、まるでそのまま普通に積めちゃいました、
て言うかスペースに余裕まであるじゃない、よかった、、て言うかもっと排気量の大きなエンジン積んだ
モデルもHさん想定してるんじゃないの、、なんて想像ですけど(笑)
車体とエンジンを整列させて位置を計測して仮のマウント類を単品で製作、
その情報を米国ハスポート社にCAD図にしてデーター送付、
「あれこれ」画像上でやり取りして先行試作品が来ました。
HASPORT社のHP
↓
http://hasport.com/、
エアコン系はK20用の新品を使い、それ以外にもオルタ、セル、エキマニなども新品にしました。
排気系も全て新品のK20用を使います。、ジェじぇ、触媒の価格て、、
何と¥20万円ですよ、凄いネ、旧部品の値上がり状況は。
パイプを切り張りしながらマフラーを試作現合で単品製作しました。
バーナーで赤くして「つり金具」をトンテンカン、1本ずつ造ちゃいます、、
親爺は木を切って~~ヘイヘイほ~、ヘイヘイほ~、てね。
マフラーも切り貼りして、単品製作ですゼ。
ハイ完成、出来上がりを見ると何だ~簡単じゃん、て見えるかもね、泣き言は言いませんがね(涙)
さ~これからが本題ですぜ、ついに難所の電子制御系に着手です。
CAN通信の電制の全体像を解き明かし、、
フムフム、制御とは、それが「どう連関しているのか?」が判ってとても勉強になりました。
所詮「人」が創ったモノですから基本さえ理解してえ押さえれば、、、
なんだか嬉しそうな若手のメカ、これから起きる大事件を判ってるのかね~?
でも「やる気」があれば全然大丈夫ですよ~て、若者ガンバレ、
量産ノーマルの信号とパルス形式を読んで、、
あじゃない、これじゃない、て、300本の配線を1本ずつ「機能と特性」を読み出して解析、、
イモビとCAN通信の関連性、そのロジックの理解には超~時間が掛かりました。
いよいよ作業は終盤、エンジン掛けてエアコンを動かしてACの動作チェック、
勿論ヒーターも作動確認しますよ(笑)
やり~、完成しました~フロントバンパーを装着してローダーに積んで陸運事務所に向かいます。
だって自走でそのまま陸事に行くと「道路運送法」違反になりますからネ。
法令順守と作業の安全こそが会社の基本方針です、昔の事は言わないで(汗)
3月12日、陸運事務所の3番コースにて受験、排ガスも光軸も検査ラインで1発合格、
パチパチ、これで晴れて「保険に加入」して公道走行が可能になりました~。
この後公的機関の日本車輌検査協会(JVIA)で排ガス試験を受けます。
通称ガス検レポートの取得もリクエストなんです。
通常は必要ないのですが「オーナー様」たら「社会的な立場」もあり、
より排ガス浄化性能を高くして精神的にも盤石な合法化を目指したいそうです。
2日間かけて東京~名古屋~長野~新潟~帰京の行程でグランドツーリング、つまりGTだ、
800kmを走行しました、燃費が良いので驚きました~床下のフラットボトムが効いてるのね。
これで業務は終了、初期の目的である「解析技術の取得」が出来たので
今後新型車にエンジンスワップの作業はお受け出来ません、キッパリ。
さて平行して初期型インサイトにK20エンジンと6速マニュアルを搭載しています。
イモビ、CAN通信じゃない、つまり旧車両のエンジン交換は可能です、
その差の理由は「イモビ」の存在、インサイトも前期、中期は大丈夫ですが、
後期型にはイモビ機能を搭載しているのでこれまた旧型なら何でも出来る訳ではありません。
ブログご覧を頂いて作業の経過を「楽しんで」下さい。
でも初期インサイトはいいクルマですよ~、
プリウスより何故か形式認定日が1日だけ遅い??、、
なんかきな臭いな~お役所の天下の横槍が、て単に街の噂ですけどね。
てな話は置いといて「Honda」らしい狂気の設計、クルマ好きの心に深く刺さりますね。
タイプワンではいつでも試乗が出来るインサイトご用意しています、
たまらないライド感で感動モンですよ。
Posted by 城本