B型系のHondaフロントハブとベアリングの交換時は写真のようにナックル単体にして車両から取り外します。
抜いたハブは無残なお姿、赤→は固着したベアリングレースですネ。
赤〇部分、抜いたベアリングのアウターケースには傷が、、
ナックルに圧入され収まるベアリングの傷で青→部分が、
Pinゲージで計測すると40~50μ程度の痩せた部分がありました。
内径の傷が深くて真円が悪いのでナックルは新品に交換しま酢。
ドライブシャフトが貫通するスプライン部には防錆とカジリ防止で「リジカラグリス」を塗布しましょうね、
ホイルボルトやエキマニもリジカラグリスはメンテの必需品ですよ。
リジカラグリスブログ
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http://www.typeone.jp/?p=6066
完成したフロントサス周り、ローターはジンク塗装を施して防錆処理していました~ウットリ。
ここからがブログの本題、
B型エンジンは入庫時にアイドル回転でデスビ異音をこんな風に聴診して「異常」の有無を診断します。
ふ~ん、どれどれ、レースカーやノーマルを聞き比べて「音質」が正常か聞き取り、これ押さえのツボ。
新人メカさんを含めスタッフ全員で実際に聴診して「音振」判断の勉強会。
また不良デスビと新品デスビを指でゆっくり~と回転させながら触診して比較、対比を行います。
その「微妙な差」が合否の判定基準で、社内で「ワイガャ」して情報を共有しちゃうんですね。
いわゆるデスビが原因で突然止まると困るモンね。
エンジン起動して水ラインのエア抜き、オイル漏れやギヤやクラッチの作動音、振動など試乗前チェック~!!
完成後は初回のアライメント調整なんだよね、このあと慣らし運転しながらの試乗スタートです ♡♡
お台場のレインボーブリッジ下で完成後の記念撮影をしました、NYのブルックリンみたい(笑)
アライメントは実走させて車体各部を馴染ませてから正確に再調整するのがタイプワン流、
一手間かけると乗り味が更に良くなりますよ~。
今回の整備の総額は¥1,695,284円、
ありがとうございました。
Posted by 吉澤