赤マル部分はポート側面にある鋳造の行程の中子残バリ、
このままだとバリ破片を吸い込みそうです。
ポートをリューターで仕上げて面は段差を整えます、 青マル部分はポートの端面ですが、、
前の写真の青マル部分、そのポート端面を拡大撮影すると、、こんなに「ギザギザ」なんです。
ポートの端面は角R加工を全周にわたり施します。
右の赤囲いはバルブ、スプリング部分
左の青囲いはカム、ロッカー部分ですね。
ヘッド内のムービングパーツ、赤囲い部分ですね。
各部品は冗長性を考えて新品に交換します。
青囲い部分のカム、ロッカー、ロストモーション、、高回転まで軽く正確に動弁させるのが命題です。
バルブの赤〇部を拡大すると
爆射溶合法されたバルブステム部分、上下の両者パーツは
超高速でお互い逆回転しながら高速衝突する行程で
瞬間に1体化します、ワォ~。
これから動弁系を組み付ける素のヘッドです、まだステムシールや
スプリングシートなども未装着です。
ヘッドはバルブ組み立て機にセットされ、
機材は空圧で燃焼室側からバルブを押し上げています。
バルブの組み付けが正確に早くできます。
赤〇部分が、、
赤〇部分の拡大です、リテーナー外周部を可動する空圧シリンダーが
下方向に押して「コッター」を簡単にセットできるんですね。
これで1日20基、1台20分で組めます。
赤マル部は燃焼室側から見えるバルブシート、青→はヘッドガスケット窓部ですね。
バルブシート面の緻密な仕上げ加工がバルブとヘッドの密着を決めます。
圧縮された混合気の気密性をあげ、燃焼時のバルブの熱引きや
シート耐衝撃などシートリングへの配慮も必要なんです。
ヘッドガスケットの窓を拡大すると赤→の溶接跡が、、
詳細はSPOONフィロソフィー
↓
2Pヘッドガスケット
Posted by 吉澤