アコードEuroR CL7前期型 走行76000km
クラッチペダルの重さが気になるオーナー様、クラッチ交換で入庫です。
作業前に試乗、更にリフトアップして各部を聴診するとあちこちから気になる音が、、、
エンジンからはカチャカチャと、タペット音が大きめです、
バルブクリアランスを測定すると規定よりも広くなっています、ササっと調整。
リヤタイヤを回すと手にゴロゴロ感が、僅かですが音も出ています。
リヤハブはジンク塗装で防錆処理をして交換しました。
やっと目的のクラッチ交換、
ミッションを降ろすとダストまみれのレリーズベアリングが、K型では見慣れた景色ですね、、、
クラッチはあえて強化クラッチでは無くTYPE-R純正品、
フライホイルもTYPE-R用で軽量化してレスポンスUPです。
レリーズフォークとスレーブシリンダーの接触部はグリスが切れています。
新品の綺麗な球体と比べると赤矢印部の磨耗が進んでいます、このまま組み付けても作動はしますが、
スムースなペダルフィールは望めません、モチロン新品に交換です。
CL7はクラッチ交換時サブフレームを降ろすので、一緒にエンジンマウント交換がお勧め、
単体で交換するより工賃がお徳ですよ。
マウント交換時にオルタネーターベルトを外すと、テンショナとウォーターポンプにガタを発見、
テンショナ、ウォーターポンプ、ベルト、アイドルプーリーを交換、
クーラントを抜く作業なのでローテンプサーモスタットもセットで取付ました。
組み付け箇所をチェックしながらクラッチフルードやクーラントのエア抜きを行います、
ペダルフィールやフルード類の漏れなど作業箇所はもちろん、
他の部分もチェックし最終の試乗を行い完成です。
作業の総額は ¥385,646 ご依頼ありがとうございました!
観て、乗って、触って、何度もチェックを行い不具合箇所を発見し、
最適、最良の作業でクルマを良い状態に仕上げています。
Posted by Jomoto