エンジンのオーバーホール過程でインマニやデスビは再使用します。
しかし、B型エンジンのデスビは突然死する「鬼門のパーツ」だゼ~、、
てオーナーの間では言われてるらしいケド、でも壊れる「予兆や前兆」はあるんですよ。
それはアイドル回転でデスビボデーのアルミ本体部を聴診すると判ります。
聴診器がなければ長いドライバーで、問題がないデスビは「サ~サ~」と綺麗な音ですが
チョッと駄目なデスビは「ゴロゴロ音」、さらに劣化が進み最終段階だと「ガリガリ」音に、少しずつ音が大きく進むんですね。
年1回くらいお友達の同型車と聞き比べするとか、ミンナで愛車のそんなハートビートを聞いちゃいましょ~う。
インマニの内側は大体こんな状態が多いですね、
この黒い汚れは高回転でのブローバイの吹き返しです。
オイル消費量からもコレ位の汚れだとエンジンはほぼオーバーホール時期だと言えるでしょう。
スロットルバタフライ裏側も超~ベトベト、嫌だ~不潔て感じ (笑)
エキゾーストポートの内壁にはインマニから吸ったブローバイオイルが燃えた残骸が
ポートに堆積して、ポート径が狭くなっています。
NAのインテークは流速が遅く、対してエキゾーストは高温で速い、、
でもいくら流速が速くてもね、これじゃ~一寸ね。
赤〇はタイミングベルトカバー裏にあるウォーターポンプからの冷却水漏れの跡、
これは夏はモチロン冬でもヤバイぜ、これ以外のラジエターやヒーターコア、ホース類、サーモルームなども
「良~く点検」しないと、、
どれどれお兄さんに奥の方まで見せてごらんなさい、、ハイハイ、恥ずかしがらないで、、なんて言いながら作業してます(汗)
完成したOH済みのエンジンComp、奥の黒ヘッドカバーは名機B16Aエンジン、
これから梱包して鹿児島に送ります。
届いたら降ろしたエンジンはお友達に譲るそうです、いいな~友達、青春だな~、
でもね、ボクも20年前はEGフェリオで「箱根の虎」と呼ばれてました、え、聞いてない、、失礼いたしました~。
オイル漏れ(滲み)が多いB型のスプールバルブ 赤→部のオイルストーンで軽く磨いて面出し処理を施して、
青〇部はバフで磨いてバルブ壁面の縦傷を取り去り鏡面化、シリンダー内をバルブがスムーズに動くようにしてます。
冷却系の電子部品のサーモスタット、サーモスイッチはASSYで交換、
THERMO STAT THERMO SWITCH
完成したOH済みのトランスミッションASSY、
TRANSMISSION OVERHAUL
Kitで交換するクラッチ系の部品群、予算に合わせてチョイ酢して下さいね。
FLY WHEEL CLUTCH COVER CLUTCH DISK[NON-ASB.] RELEASE BEARING CLUTCH SLAVE HOSE
クラッチマスターから液漏れ、青→部のペダルストッパーが破断、これ結構なゴトゴト音が鳴り響き、、
ご自分のクルマだと「え~水曜だけど何か?」的に聞き流してしまいがちですが、、
赤→部がペダルストッパー、ここね、
ペダルを奥まで踏むとゴトンて音が、、これ作業前の試乗で「何か妙だな~」で判りました。
よ~く聞くと判る自分のクルマの状態!!
朝冷えたエンジンを初爆させた瞬間に「ゴンゴン音」なんかしたら要注意です。
エンジンが掛かり音が消えても最初の「ゴンゴン」は終焉まじかのエンジンからのお知らせコール、
映画で言うとエンドロール状態なので、それは良く聞き取り判断しましょうね、、②に続く。
Posted by 吉澤