オイルは抜いたら廃油は厳重にチェックしましょう、匂いや粘性など新油との違いを感じましょう。
え~廃油なんかしらないよ~? 自分のお通じは見るでしょう(笑)
この排出油はとてもキレイで臭いもなし、こんなオイルなら当然ですが金属粉やスラッジもありません。
ミッションを降ろすにはフロントサブフレームを途中まで降ろしてスペースを作り下に抜き取ります。
作業の質は環境から、安全で確実な仕事を目指して自分の職域から「無駄むら無理」を見つけ出し活動が先ず大事、
それ「なくそう」運動中、タイプワンでもSPOONでも現場は日々改善推進して、
結果お客様満足の向上につなげたい、それが私達の願いなんです。
ミッションを降ろしてチェンジカバーの内側を覗くと、、
ほとんど全部のS2000は防音防振スポンジがこんな悲しい、トホホな状態なんですね。
部品代¥1,411円でスカット新品に交換、ヒョウーン~て言う高速域のギア鳴りの高周波音を低減する効果があります。
次はデフオイルも抜いて点検します。
排出油はキレイです、でも金属粉とスラッジがドレンボルトのマグネットに赤→吸着していて、、
これはこれまでの走行環境が厳しくてデフの歯面があれている可能性がありますね。
赤→デフマウントの中に封入密閉された緩衝液が駄々漏れで周辺を汚していますね、
よくこのマウントをリジッド化と称してソリッドにする部品がありますがクルマ全体で考えると珍なパーツかも?
デフの装着状態をよく観察するとマウントやブラケット、ドライブシャフトは左右対称ではありません、
これはグリーソン型デフの歯車設計の特徴の一つで、その構造から左右で入力軸力が違います。
エンジンパワーがぺラシャからデフに入力された時に左右別でわざわざ設計された捩り応力の差を無すのは
耐久性の確保から見ると「微妙~」な感じ。
てなことツブヤキながらデフを降ろして、、
エンジンも降ろして、、。
平行して1階のエンジンチームはリビルトエンジンを準備してくれてまして、、オーライ、サンキュウ、
ラバー系部品の吸気ダクトは破損あり、切れ、クラックが多く新品に交換です。
エンジン関係のゴムチューブ、水管、テンショナープーリーベアリングなどは全~部、、みんな同時に交換します。
オイル漏れが多いスプールバルブ周辺は面出し処置して再組して使用します。
なにしろVテックの中心部分ですからね。
じゃ~積みますね、でも積むのも工夫する、奥技があるんですね、
これ作業レポート①、続編は次のレポ②で、
Posted by 吉澤