名車インテR、通称96の7万km1オーナー車をメンテナンスさせて頂いたレポートです。
着手前に試乗してみると軽くロールした状態で駆動するとゴリゴリ音(振動)とクラッチの重さを感じました。
クラッチはお亡くなり寸前で風前の灯な状態、ハブ、タイロッドエンドのガタは手の感覚を頼りに点検します。
先ずトランスミッションを降ろしてフライホイルを取り去ります。
周辺を洗い赤→部分リヤカバーオイルシールからのオイル漏れを点検します。
経年でミッションマウントは破断していました。
SPOONマウントKitに交換ですね。
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ENGINE.TRANSMISSION MOUNT SET
ハブに差し込まれているドライブシャフトのスプライン部分、
赤〇部分にグリス漏れの跡が見て取れます。
近接するとバンドが飛んでグリスが熱で噴出してます。
SPOON ドライブシャフトに交換しました。
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DRIVE SHAFT SET
スタビリンクも見るも無残、悲惨な状態でした。
新品に交換しました、モリブデングリスやリジカラグリスを塗布しましょうネ。
スタビ系パーツ群です、注文はHPBにね、
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スタビライザーブッシュ リンクキット
赤〇部分がサブフレームとボデーの接合部分。
そこを拡大すると面が当たっている処は黒いでしょ、赤く錆びているのは隙間です。
リジカラが効くのは「この隙間」を埋めて面圧を上げる。
同時に青→部分のボルト穴のガタを無くす事なんです。
赤矢印のサブフレームと青矢印のボデー、その隙間を埋めて強く締結する。
ホイルもガタがあるのは駄目だよね、あたりまえに着目して開発されたのが「リジカラ」なんだよね。
昔はオカルト風パーツて言われたけど(笑)
リビルトミッションに交換しました。
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TRANSMISSION OVERHAUL
クラッチ系の交換部品群です。
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FLY WHEEL CLUTCH COVER CLUTCH DISK[NON-ASB.] RELEASE BEARING
クラッチオペレーション系パーツ群です。
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クラッチマスターシリンダー、SPOONクラッチホース キット
ミッションを積んで,取り扱いは優しくね。
青矢印は作業中の塵よけカバーです。
赤矢印の締結ボルトには金色のリジカラグリスを塗布してます。
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リジカラグリス100g
作業を終え完成したらジャッキUPした状態で駆動系を動かして異音の量と質、
1,3,5速の進行方向側と2,4速の後ろ側のHパターンのゲートの深さ、
ストロークの差、シンクロがエンゲージする感覚を注意深く点検します。
1回目のアライメント調整。
約200kmの実走行での慣らしラッピングテスト走行を施して、
各部がナジミ、車体全体が馴染んでから正確にアライメント調整を行い「完成」です。
作業3日、総費用¥611,022円でした、ご用命ありがとうございます。
Posted by 吉澤