シビッククーペ08年生産モデルのエンジンスワップ作業をこっそりレポしちゃいますね。
この写真の緑のプレートは北米カナダ仕様のミッションに存在する打刻プレート、
ちなみに国内はバーコードの簡単ステッカーです。
クルマのフロントビューは深くて彫刻的なマスクが鋭いよね、動物にたとえると狼顔なんでしょうか?
標準で搭載されているK20Z型エンジンは取り去り、国内仕様の名機K20A型エンジンにスワップ、
エンジンは社内で精密に再組みして別エンジンに仕立て直しました。
降ろされたK20Zエンジンとミッション、
走行は5万kmでした。
空っぽのエンジンルーム、広々としてます。
次に積むエンジンの下準備と清掃、錆たボルトは新品に交換します。
シュ~となったエンジルーム、CR-Cを吹いてシコシコ、防錆効果も期待できますし、、
なによりも綺麗なエンジンルームは車好きには堪らない自慢ネタですから~。
これから積む4連スロットル装備のNEWエンジン、それは反則でしょう、、てツッコミなし、
NAエンジンとして最高の回転フィールとトルク感を求めて、、この仕様は他に比べる物が見あたりません。
2L、4発のエンジンとしては世界最高の珠玉のエンジンとして後世まで語りつがれる名機デス、
これK20AだけじゃなくHondaスポーツ系エンジン全般に言えます。
エアクリカバーをまくると、めくるめくファンネルが、、
決して見せてはなりません、白バイ隊の中には結構スキ者がいますからねエンジン見せてとか、、話が長引くよ~(笑)
排気系側も搭載前に各部の段差やガタを微調整します。
積み込む直前のエンジンを近撮、エンジンルーム掃除の終わり待ちな感じです。
組まれたフライホイルはFD2型用の純正品、これはCL7など流用パーツとして重宝してます。
注文はホンダパーツバンクにね!!
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CIVIC Type-R FD2 フライホイル
デフはイニシャルを調整して組み付けます、この場合パワーがあるので弱~くセット、
シビック、インテ系のFF車は冷間6kを推奨してます。
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L.S.D. KIT
使ったのは「HASPORT」社製のエンジンマウントKit、
日本から注文まっている~そうです(笑)
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HASPORT
徐々にクレーンで降ろしながら、収まる処に納めて、スッポリとね、、
ハスポートマウントKitを使うと基本は全てボルトオンでエンジンミッションの搭載変更が可能、
ただしKitが存在していても日本の法規や現実の状況で記載事項の変更などで
検査をスムーズに進めるには「ある見識」がユーザー側にも求められます。
ツインエンジン化やFFをFRに、軽にV6エンジンを搭載などは、、経験がなくて~良くわかりません(汗)
車体左側はこんな感じで収まります、ちなみに当該車は左ハンドル、俗に言う逆輸入車ですね。
ほぼ作業はおおずめの最終段階、合帳に向けてラスト一息、、
へい、だんな、決められた工程で進めますゼ?
エンジンマネージメントはモーテック400、すごく簡単に動かせます。
でもオルタの制御やファン駆動など多々違う箇所があるので
回路図を見ながら1箇所ずつ慎重に作業を進めます。
回路をお勉強しながら1本ずつね、当該するハーネスラインを見つけて通電検査しながら新図を作り、
書き込んで、回路図を描いてまるで受験生さんみたい、35歳の(笑)
オイルパンはSPOON製バッフルオイルパンに交換しました。
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BAFFLE OIL PAN
作業途中を記念撮影、さて先日のメカ募集に多くのご応募を頂きありがとうございました。
数名の仲間が増えた~的なご報告が近々出来ると良いな~ ♡
冷却水を入れて、ヒーターラインも忘れずエア抜きして、、
エンジン始動、アイドル調整なう、モーテックさんはラムダ制御なので凄くエンジンに優しくて、プラス安全だわ、
ECUには便利な機能も盛り沢山だし、でも全部は使い切れないケドね、携帯と同じか(笑)
HDS(ホンダーダイアグノスティックーシステム)を使い車体側とエンジンの制御を統合チェックしてます。
いざ試乗にむかうシビック君、テストと慣らしで300kmを走行させます。
今回の作業は雑誌USDMフリークスに近々掲載される予定でごあす、Go~Us(痛)
Posted by 吉澤