今週も2桁ナンバーでワンオーナー、愛情を感じる走行距離5万キロの極上角目96specインテグラのレポートです。北海道千歳市より陸送でご入庫頂きました。

新車で購入されてから、ディーラーでしっかりとメンテナンスをされていたオーナー様ですが、「もっと長く乗り続ける為に、しっかりとタイプワンでリフレッシュをしたい!!」と昔から思い描いてくださっていたプランを、今回ようやく実現させます。

入庫前に現車のチェックが出来ない為、電話やメールでオーナー様と念入りに打ち合わせです。オーナー様が分からない部分は、今までメンテナンスをされてきたディーラーの担当者の方にも相談に乗っていただきました。

そして、経年で劣化したゴム類のリフレッシュとブレーキ廻りの強化と言う基本のメニューを作成し、入庫時に各部点検を行い不具合箇所があれば、改善の提案をする事になりました。 入庫後、試乗を行い、リフトアップして現車の確認をしていきます。 雪道は乗らないし車庫保管で大切にしているとの事でしたが、やっぱり錆が少し多めでした。 錆以外の大きな異常は無さそうです。

追加のメニューは無く当初のメニューで作業開始します。

想定はしていましたがやはりボルト類の固着がひどく、折れて車体側に残らない様に細心の注意で外していきます。

浸透剤をたっぷり染み込ませたり、バーナーで炙ったり時間を掛けます。ここで無理してしまうと、折れたボルト救助で余計に時間が掛かっちゃいますからね~!! ロアアームの錆も多めですが、表面のみでアームにダメージはありませんでした。サンドブラストで錆を落とし、防錆塗装+チップガードの塗布で錆知らずになります!! 今回はEK9用のハブ一式を使用して5穴化、ローター・キャリパーを’98にして容量アップをしました。 組み付け前に防錆処理です。見えないけど、ハブの裏面までしっかりと防錆処理をしましょうね。 ブッシュとハブの打ち換え、ダンパーの新組も終わりあとは組み付けのみ。 錆だらけのボルトを使うと、そこを起点に新たに錆の発生を促してしまいます。 足廻りのボルトは全て新品交換、サビサビボルトは気持ち悪いですしね。 新品ホイールを組み付け、アライメント調整を行い作業終了です。 これからも愛情たっぷり大切に乗ってあげてくださいね。 遠方よりご来店ありがとうございました。