広島からエンジンの不調の訴えで入庫を頂いたのは、1999年式の通称98インテRです。
走行は21万キロ超え、なんとワンオーナーの個体です。

搬送中のブローに備え、ローダーでドナドナされて来ました。

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クルマを点検するとオイルはキレイで規定量あり、圧縮が少し低い、エンジンの初爆が弱い、始動性が悪い。

エンジンが掛かるとマフラーから大量の白煙があり、煙幕的な状態です。

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さてもマフラー出口はこんな感じで、指を入れると油分を含んだタール状の煤煙がベットリ付着します。
これだと燃焼室や排気管の中はスラッジで一杯ですね。

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プラグを外してみると、オーナー様が新品に交換したばかりのプラグが無残なお姿です。

オーナー様からお話を聴くと、オイル消費量は1000km走行で1L消費、アウトです…。
結果、エンジンはO/Hと車体関係はリフレッシュ、総予算150万円(税込)以内でのご依頼でした。

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作業前に仔細に点検すると、パワステポンプから大量のオイル漏れが、ドライブシャフトからもグリスが噴出。

エンジンを降ろす前にサクと汚れを洗い落としちゃいます。

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降ろしたエキマニの排気ポートは、油分を含んだカーボンが積層していました。
この大量のカーボンはバーナーで焼き切らないと、煙突掃除が必要ですネ(笑)

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汚れたエンジンルームは綺麗に磨いて防錆処理を施しました。

同時に錆びたボルトや折れた樹脂パーツも新品に交換です。

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あちゃ~、パワステポンプ(30,000円)・ステアリングギヤBOX(35,000円)共にO/Hが必要でした。

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エンジン製作は、最終工程のバルブクリアランス調整中
16バルブの総て調整を終えヘッドカバーを取り付けたら完成です!!

今週もたくさんのご来店ありがとうございました。