今週のタイプワンは修理・リビルト・チューニング・エンジン交換など様々なS2000の入庫を頂きました。

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今回は此方のサーキット走行が多い個体でレポートさせて頂きます。

参考までに総走行距離は20万キロ超え!

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サスKitは無限製の全長調整式、点検するとダンパーからオイル漏れがありました。バンプストップラバーも腐食と劣化でボソボソな状態です…

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フロントのサブフレームにあるキャンバー調整用のプレート部分ですが、変形し倒れ込み有。その形状も妙です。

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ステアリングギヤBOX左右のタイロッドエンド赤〇ラックエンド青〇

ブーツは破断していました。

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タイロッドエンドは通常でガタなし、写真のラックエンド部のガタは過大でした。

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こちらはステアリングコラムとギヤBOXを連結するユニバーサルジョイントですが、赤矢印のジョイント部分が開いてユラユラ、節度感がありません。

ちなみに価格¥4,906- サクと新品に交換します。

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赤矢印は、エンジンパワーをデフに伝達するプロペラシャフトとデフの連結部、デフ整備の為に分解し切り離すと…

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あちゃ~オイル漏れが…ココのオイル漏れはヤバいよ~

センターのロックナットもトルク弱し、抜け気味でした!

嫌~な予感がウルトラMaxです。

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13年5月の過去ブログ

https://www.typeone.jp/?p=5685

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ピニオンシャフトとコンパニオンフランジの勘合部は、スプラインが痩せてガタがあり。

ここは計測ではなく、手先の感覚で判断します。

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LSDは各部にクラックがあり各部とも全滅です。

デフ系で再使用が可能な部品はアルミ製のお釜だけですかね~(涙)

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いわゆる一般整備のハブベアリングの交換ですけど…今回は超~シビアコンディション

この先の工程も注意深い観察が必要です。

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フロントハブの内径はベアリング外径よりも≒0.02~4mm広いゾ!

X.Yで計測点を変えると径が変化します…。

一方でリアハブの方は大丈夫、問題なしで再使用が可能でした。

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原因は旧ベアリングのアウターレースが回転、内壁を攻撃しウェーブ状に摩耗が進行したのです。

こちらの車両は走行距離20万km超え。しかしサーキット走行していなければ、ここまで深刻なケースは稀です。つまり距離より履歴が重要でメンテの状態がコンディションを決めるんですね。

※蛇足ですが24時間耐久レースでは廻り止めにハブベアリングとナックルを溶接していました。