DC5-100型、新車から10年と10万km、ワンオーナーのインテRがメンテナンス作業で

入庫しました。着手前に試乗するとギアBOX、マウント類、サスアーム

などが何だかチョット怪しい感じでした、でもクルマ全体は凄くスッキリしています。

先ずはT/Mを降ろします、ホコリは在りますがとても程度が良いエンジンルーム、

余計な配線や追加の配管がないのが「維持」の秘訣です、追加の配線や怪しいイオン

発生器など「百害あっても一利なし」なんですケド、整備する側としてはね(笑)

降ろしたミッションをクラッチハウジング側から観るとこんな感じ、このインテさん、

いわゆる10万kmで初めてミッションを降ろされました、オーナーさん相当に

運転が丁寧なんですね、日頃の扱いが偉~い。

クラッチをオペレーションするレリーズベアリング部分は埃とスラッジと油分で

生き埋め的な状態です。

フロント右側のサスペンション、ブレーキ系の図、しかし流石に1オーナーの個体、

とてもキレイ、スッキリした印象が「◎」デス。

 

ロアアームがサブフレームに取り付け支持されているコンプライアンスブッシュ部分を

近より拡大して点検すると深い破断痕が無数に発生していました、でもこれも普通です。

荒いクルマは3万kmで×、クラッチも同じですね、ホント程度は距離だけでは

決して推し量れませんネ。

エンジンマウントはキレイに破断していました、でもこの部位の破損は良くある事です。

10万kmを無事に走ったディスク殿、長いお勤めごくろうさまでした、

記念に額に入れて保存、お宝と言うか「ホマレ」ですよね、オーナー様。

OHされてこれから積むトランスミッションのクラッチハウジング側を撮影しました、レリーズフォークの

ピポッド(支点)も点検、交換しました、フォーク、ベアリングも勿論交換です。

左側がNEWマウント¥30,314円、 右は取り外した古い部品です。

上がクラッチマスター¥8,873円、下はクラッチスレーブシリンダー¥5,723円也。

パート2に続く。

 

 

 

Posted by吉澤