EF8..jpg

未だに人気のEF8。
走行距離が20万キロを超えたとの事で、エンジン、ミッションのオーバーホールで入庫されました。

まず作業前に試乗したところエンジンの調子は20万キロ走行とは思えないくらい調子は良い印象。ただミッションに関しては、全てのギアのゲートが渋く、何速に入っているかわからないような感触でした。

今回どうせエンジンをオーバーホールするならパワーアップを図りたいとの事でB18Cエンジン+ハイカム仕様にする事に。

EF8エンジン脱着1..jpg

EFクラスの車両は経年劣化で各部のハーネス、カプラがすぐ割れてしまう為、慎重にエンジンを下ろします。

EF8補機類移植.jpg

まずは補機類をきれいに洗浄し、NEWエンジンに移植です。
補機類はEF8のものをそのまま使用しますが、EACV等センサー類は新品に交換です。

EF8ミッション1....JPG

そして問題のミッション。
各ギヤ、シンクロ、ベアリングの消耗パーツは新品に交換。
問題は各ゲートの渋さの原因だったシフトピース、シフトロッドです!(写真上
本来ですとこのパーツを新品に交換すれば解決するのですが・・・。
このパーツは販売終了。との事で加工を施し対処する事になりました。

EF8パワステポンプ.jpg

またパワステポンプ付近から多量のオイル漏れがあったため、ポンプもオーバーホールする事に。
走行距離から言うと新品ASSY交換をお勧めしたいところですが、こちらも販売終了。
各パーツを測定しながらシール類を交換し、オーバーホールの完了です。

EF8エンジン脱着2.jpg

エンジンのハイトが高くなるためボンネットとヘッドカバーとのクリアランスはギリギリとなりますが、純正形状のボンネットでしたら問題なく搭載できます。

不安だったミッションの渋さも完全に解消され、とても20年前の車とは思えないほどの仕上がりとなりました!!


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