静岡CL7.jpg

今日はちょっと珍しい症状を御紹介します。
静岡から御来店されたCL7のお客様ですが、1年位前に他店でミッションOHとクラッチを交換され、最近になって「高回転でギヤがどこにも入らなくなる。」とのことでした。
その間の走行距離も街乗りメインで約1万キロしか走っていなかったので、はっきりとした原因を予測する事は難しかったのですが、高回転時のみどこのギヤも入らないとの事だったので、やはりクラッチを疑ってミッションを下ろす事にしました。

CL7クラッチディスク.jpg

やはりクラッチでした。
クラッチディスクは街乗り1万キロにしては結構磨耗していましたが、原因はその磨耗ではなく、写真にあるフェーシング内側の磨耗されずに残ってしまった部分だと思われます。

実際クラッチを切ってもこの残っている部分がクラッチカバー、フライホイールに触れてしまい、実質クラッチが半クラ状態になり、ギヤが入らない症状が出ていたのでしょう。

CL71速 .jpg

その状態で走行されていたので、念のためミッションも開けてチェックする事にしました。
案の定、クラッチが切れていない状態で無理やりギヤを入れていたため1年前にOHしたばかりなのにギヤがこんなに磨耗しておりました。

ちょっとお客様にはお気の毒でしたが、原因解明できて良かったですね!
これで安心して走行してくださいね!!



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