TYPEONE、壊れたクルマも直しますが乗り味のチューニングも自信があります。
このKB1型レジェンドも12年が経ち走行7万km、ゴツゴツしてきた乗り心地が嫌でスプリングやダンパーを新品に交換、
でも何かスッキリしない、TYPEONEで何とかならないかな~? というオーナー様、先ずアライメントや振動を測定、
タイヤは2014年の製造で特に問題は見つかりません、でも試乗すると何だか「ガサガサ」しています。
オーナー様も「この感じが嫌なんだよ」との事、そんなクルマの不定愁訴はお任せ下さい。
車の乗り味を左右する重要なゴム部品サスペンションブッシュ、経年劣化で硬化し表面に亀裂が、、
今回はアームの赤矢印部をバイスで固定して、青矢印方向にストロークさせブッシュへの荷重を測ってみました。
12年走った古いアームは50mmストロークで10kg、
新品アームは6kg!この差は手で判る程、サスペンションブッシュを新品に交換すると
クルマがスムーズに走る、それはサスアームが自由に動くからなんですね。
サブフレームの青丸部は振動を抑えるダイナミックダンパー、このゴム部も硬化しているので交換、
赤丸部にリジカラを装着、そう言えばこのレジェンドでレース参戦をした事がリジカラを開発させました、、、、
いわゆる現場的な発想、ヒラメキでした。 リジカラ誕生の経緯はコチラ
リヤサブフレームは赤、青矢印部分にブッシュが何と11個、全てカチカチに硬化して硬度は90超え、樹脂硬度の領域、
サブフレームごとASSY交換、リジカラでクルマ全体の剛性を上げ、サブフレーム自身の振動は減らします。
車で最大の音と振動の発生源のエンジン、バルブクリアランスやプラグにばらつきが有るとアイドル振動が増えます、
6気筒をキッチリそろえると静かで滑らかな回転フィールが得られます。
エンジンマウントは凝った構造の液封型、ココも硬化していたので交換します、
ゴム部品は経年で硬化するので交換した時期が分かるように表記しておきます。
アプリで振動を作業前後で比較するとかなり減っています、作業後は100km程度を試乗しましたがこの変化は凄い、
シットリした乗り味に思わずニンマリ、たまりません!
最後の仕上げはアライメント調整、作業の後で試乗してクルマを走らせるとブッシュやリジカラが馴染みます、
だからアライメントは走らせてからの調整です、サスの1G締めと同じで「ここ大事」なポイント。
クルマのゴム系部品の交換はチューニングの超~基本、
雑味のないスッキリとした乗り味、本当に良いクルマになりました!!!
Posted by Jomoto