実走行が46万km、ある意味すごいS2000をメンテナンスしました。
試乗をしてみるといろいろ問題はありますが、何だか良い感じなんですよね、これが！
オーナー様のご希望は今どうしても「必要な部分」だけを限定しての修理、
さて、こんな貴重なS2000はどんな感じでしょうか？
Honda製HDSで電装系をまず点検、各部の診断結果は緑より赤マークが多くて「やりがい」ありそう（笑）
過去の履歴データを確認するとエンジンが失火、そして操舵系が完全にアウト、、
ステアリングギアBOXとトルクセンサーは交換が必要、でもそれ以外は意外に良いのかも？
エンジンの温間アイドル振動が少し多めかな～？インジェクターを触ると無振動、
聴診すると3番のインジェクターは完全に沈黙、2番も時々不整脈が出て作動が安定していません。
インジェクターとガスケット類を新品に、1,4番が止まるのも時間の問題なので4気筒ともに交換しました、
左が新品、右が46万kmを絶え間なく作動していたインジェクターです。
再度聴診すると、インジェクターの作動音は4気筒とも綺麗にそろいました、
でもまだ僅かな振動が、因みにエンジンマウントは6ヶ月前に交換済みです。
プラグをチェックすると電極のギャップが過大、また電極自体も痩せていました、これも4本とも交換です。
圧縮を計ると2.3番が若干低くなっていますが、もう少し走ってポートやバルブシートに堆積した
カーボンを飛ばして再び圧縮を測定する事に、でも現状のマッタリ感のエンジンも有り？
これだけの距離でも日常のオイル管理が良いとある程度まではすぐに戻るんだね～、
ヤッパリ距離より日頃のメンテが大事！
まぁ、これどんなクルマでも同じですけどね。
Posted by Jomoto
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