今日は静岡県からアコードユーロRのお客様が御来店です。
富士スピードウェイをメインにサーキット走行をされていて走行距離は110,000km。
「最近、どうもサスペンションの動きが鈍く、ステアリングレスポンスが悪い」との事で、
今回、サスペンションブッシュ交換をメインに駆動系もリフレッシュすることになりました。
まずは足回り。
前後ナックル、サスペンションアームを全て外し、チェックしていきます。
写真上左はフロントロアアームコンプライアンスブッシュ、中央はダンパーフォークブッシュですが、大きな亀裂が入っており、ゴムも硬化してしまっています。
この一番荷重のかかるフロントロアアームブッシュが劣化していると、
特にブレーキング時にステアリングのふらつきが生じてしまいます。
車種問わず10万キロ走行している車両のブッシュはこのような状態に
なってしまいますが、このブッシュを一新することでクルマ全体が蘇ったような感触に
なるので、ぜひお勧めしたいリフレッシュです。
サスアーム、ブッシュ類は全て新品に交換です。
写真左はリヤハブ。
サスペンション全ばらしなので、各部の動きを手で確認しながらチェックしていくのですが、
右リヤハブの動きがゴロついていました。
外してみると写真のようにベアリング部からグリスがほとんど出ている状態。
リヤハブ左右も新品に交換してサスペンションはリフレッシュ完了。
ブレーキローター、ハブセンターすぐ錆びてしまう、なんて思っている人も多いのでは?
タイプワンでは耐熱塗料をスプレーし、これで錆を防げます。
次は駆動系。
まずはミッションを下ろしてクラッチチェック。
前回交換してから約5万キロ走行されてますが、作業前試乗してみると、
クラッチはとても重く、つながりは鈍い状態でしたが、
やはりディスクは完全に磨耗してフェイスの溝も無い状態でした(写真中央)。
SPOONクラッチ(ノンアスタイプ)に交換です。
次はミッションOH&LSDイニシャルアップ。
タイプワン2階洗浄室にて分解・洗浄を行い、消耗部品を洗い出します。
写真左はシンクロ、中央の新品に比べてギヤとかみ合う歯が磨耗しているのがわかります。
そして以前にも同じCL7でカウンターシャフト歯面の剥離を御紹介しましたが、
今回は、ちょっと]
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