足廻りのアーム、ハブ、クラッチ交換、バルブクリアランスの調整で入庫した
DC5の前期モデル、走行距離は10万kmでサーキット走行は少しだけ、
作業前に現状のアライメントを測定して記録、いわゆる車体全体を診断というフローです。
先ずバルブクリアランス調整でIGコイルを抜くとエンジンオイルで濡れてました、アチャ~、
ここ通常は乾いているんですけど、何だかな~イヤ~な恋の予感が、、
ヘッドカバーを外してカバー内部を点検すると赤→プラグホール部のシールが切れて妙な形状、、
でもシール以外はオイル管理も良い状態でカバー内部はキレイで、いい感じ❤
K側エンジンの特徴、長い4本煙突にシールの下側半分が真二つに破断して残ってました、シュールだな~。
しかし動弁系はキレイですね、バルブクリアランス値も標準的、カムもロッカーにも問題ありません。
完成後に試乗した感じも、これならまだまだ10万~20万km位は安心して乗れるでしょう、
総合的に見て良いコンデションのDC5インテでした✿
う~ん、此処のシールが上下に切れるなんて、、初めて見たけど、全然感動しません(笑)
一般的に新品硬度60程度の硫化ゴム製品は、徐々に熱や振動で硬化し
最終的に硬度80を超えると物性がゴムでは無くなり「固く」なり物理的に切れます。
写真はエアクリーナーとスロットルの間の長いインテークチューブ、ここも切れてました、
固くなったゴムパーツは10年、10万kmあたりで要点検→で交換ですね。
クラッチレリーズフォークのダストブーツもキレた状態です。
ロアボールジョイントダストブーツ、ここもキレキレ、漏れたグリスが涙を誘いますね。
フロントのロアアームブッシュも崩落寸前、北極の氷壁みたい。
さて作業を全て終えたら、試乗→アライメント調整→再試乗→完成です。
今回の作業は総額で¥682,981でした、ご依頼ありがとうございました。
近いうちに、リジカラ前後の取付ご検討下さい、マジ良くなりますから!
Posted by Jomoto