今日はCF3アコードのお客様がご来店です。
「走行距離が10万キロを超え、タイミングベルトやウォーターポンプを交換したい。最近メカニカルノイズが大きくなり、エンジンの調子も衰えて来たので一緒にバルブクリアランス調整も行ないたい。」との事でした。
エンジンはF18B SOHC VTEC。
写真右のようにタイミングベルトとバランサーシャフトベルトの2本のベルトが2個のテンショナーによって張られています。
左の写真のようにベルトに亀裂や傷は有りませんが、ベルトの山が若干ですが丸くなり磨耗しているのが分かります。10万kmくらいの走行ではまず切れることは有りませんが、ベルト伸びによるタイミングのずれや駒とび防止という意味でも交換をお勧めします。
タイミングベルトを交換する際に同時に交換すべきパーツがあります。
まずは写真中央のテンショナー。F18Bはタイミングベルトとバランサーシャフトベルトの2個のテンショナーが有りますが、グリス封入のベアリングのため、10万キロ走行すると劣化し、指でまわすとゴロゴロと抵抗感が生じます。
ウォーターポンプ(写真右)も同様に抵抗が生じているので同時交換しましょう。
そしてオーナーが一番興味を持っていたバルブクリアランス調整です。
まずは各バルブのクリアランスを測定しますが、インテーク、エキゾースト共に適正値より0.03~0.05mm広がっていました。
最後にエンジンミッションマウント、スプールバルブパッキンも交換し作業完了。
エンジンをかけると明らかに作業前に比べ、エンジン音が静かになった印象。エンジンの吹け上がりも軽くスムーズになり甦りましたね!!
今度、燃費なども含め、ぜひ感想を聞かせてくださいね。有難う御座いました。
Posted by 原
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