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今回は栃木県宇都宮市より来店を頂いたユーザー様は新車からのワンオーナー、2002年型のDC5です。走行距離が10万キロを越えて更にこれから10年10万キロを目標に 一度キチンとフルリフレッシュさせてもう一度新車のフィーリングに蘇らせたい、そんな内容の作業依頼です。
これまでサーキットメインでは無くストリート主体で使用されて来たこちらのおクルマ、さて各部の現状は・・・

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いつもの様に作業の前に試乗を行い現状を確認して、作業前に黒い大きなカバーを取り去り先ず目に入って来たのはパックリ割れた吸気のエアフロチューブ。

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この状態で異物を吸うと・・(暴)
DC5はエアクリーナーからスロットルまでの角度がキツイくて、エンジンルームの熱害と経年劣化、それにエンジンの振動でストレスが多いのです。 エンジンマウント切れも要注意ですね。

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DC5系はエンジンを降ろす前にサブフレームを先に降ろします。

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DC5のエンジン降ろしは上方から吊り下げて車体の下方向に降ろします。エアコン、パワステのホースが邪魔しますが養生をして慎重に降ろします。

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前後左右&角度で各部のクリアランスのバランスに気を付けながら、知恵の輪状態の狭いエンジンルームを逃げながらゆっくりと時間を掛けて安全作業です。

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ミッションのハウジング内側は10年、10万キロの汚れとクラッチの磨耗粉が積もってました。でもオイル漏れ痕も無くて大体こんな感じなら良い感じです。

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今回が初めてのクラッチ交換。丁寧に乗られていた様ですがクラッチディスクは溝がほとんど無くほぼ寿命では、、丁度使い切った感じですね(笑)

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クラッチディスクのスプライン部を拡大しました、摩耗痕はキレイです。

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レリーズベアリングとレリーズフォーク可動部はグリスが切れてかなり磨耗してます。
クラッチペダルを踏んだ時のフィーリングにギコギコ感(音)があったのはこれの影響もありますね。

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新旧レリーズベアリングの比較です。

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こちらは固着したハブとドライブシャフトです、どうにも抜けず潤滑材に浸した状態でプレスで圧を掛け一晩「おしおき」で放置、でも翌日の朝も変化なし(驚)

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今回はハブも交換するので周辺を大型ハンマーでショックを与え叩きながらプレスで抜きました。
頑固に抜けないドライブシャフトを叩き過ぎるとスピンドルナット部を傷めてしまいますので手加減して、くれぐれも気を付けましょう!(笑)

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写真左が固着していたボロボロの古いハブ、右は新品ハブ、ハブベアリングを組んだナックルAssyです。



次回は足回りのリフレシュ、NEWエンジン搭載までをUPしますのでお楽しみに〜!


Posted by吉澤


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