新車から12年、16万Kmを走行したCL1アコードのエンジンをオーバーホールさせて頂きました。
お客さまからはオイル消費が多いのでその改善がメインのリクエストです。
でもそこは新車以上のフィーリングを追求してきたタイプワン、
こんな風に各部を作業してます的なレポートです。
赤→はインマニの組付け部の拡大写真ですが黄色のスタッドボルト上方に隙間が、、
つまりヘッドに対して下方向にインマニが組まれてるんですね、通常は。
インマニを分解して点検するとやはり青→の様にスラッジが堆積、これはポートの段付き痕ですね、
本来はスムーズな吸気ポートに存在する段差、吸気抵抗を生じさせている証拠です。
何気に組まない、最適で最良を目指す、インマニだけでなくエキマニもエンジン全体、
ミッションなど含めてクルマ全体で無駄のないバランスをスタッフ一同が日頃より心がけています、
いわゆるこれがSPOON流、タイプワン的チューンの本質です。
さて旧エンジンから取り外したインマニはバリを取り、内部まで完全に洗浄してから再使用します。
新エンジンに組み付けて、、
こんな風にヘッドポートの「ど真ん中」狙いで、、つまりはリジカラ的な発想ですね。
交換したエンジン、ミッションマウント類、、
ASSYで¥29,652円
OHしたエンジンComp、¥594,000円、
慎重に車体に積み込みます。
赤〇部のインテークチューブに亀裂が、、、
もう少しでチューブクランプ部でパックリと2ツに割れる処でした、組み付け中に発見、フゥ~。
ヒーターコアにも通水して水温を上げて各部を点検、
HDSでアイドル回転など校正点検して点火時期も調整、これらは試乗前のチェック作業です。
オイルまみれのマフラー出口もキレイに洗浄しました~。
引渡し前に約150km程度、各部の慣らしを兼ねて試乗を行います。
これもタイプワン的な作業フローなんですね。
この作業パーツ代が1,017,022円、工賃が126,206円、作業の総額1,143,228円でした。
ご遠方よりご依頼ありがとうございます。
Posted by 吉澤