不動になって2ヶ月経、ご自宅からローダーで搬送されたS2000が修理依頼で入庫しました。
走行距離は11万km、う~ん、エンジンチェックが点灯していますな~。
HDSで診断してみると、、
診断画面を読むと「ミスファイヤー」が発生しているよ~て言ってまんがな、、
ダイレクトIGコイルを取り外して絶句、なまら~深海魚にでも噛まれたような悲惨な状態に、、
一同声が出ません、ママ怖いよ~。
Igコイルのプラグ側はこんな状態、なんだ~?
プラグホールからスコープでシリンダー内とピストン頭部を覗くと、、
あちゃ~全滅、、そこにはヱバァンゲリオンの世界が、てバーチャルじゃなくて現実に、、
サクとモーターチェンジになりました。
ミッション→エンジンの手順で作業を進行、
作業環境が整いメカの習熟が進むと約4時間でエンジンは降ろせます。
降ろしたミッションのクラッチハウジング内です、
赤→メインシャフトの錆びはクラッチディスクのスムーズな作動を妨げ、
青→のレリーズガイドの偏磨耗も同様な障害の基になります。
レリーズベアリングの動きが渋くて赤〇部だけがレリーズフォークとの接触磨耗が進んでいます。
交換した全てのクラッチ系の部品です。フライホイル、プーリー、セル、ダイナモは再使用が可能でした。
CLUTCH COVER CLUTCH DISK[NON-ASB.] RELEASE BEARING
新規に組まれたF20型2LエンジンASSY
ENGINE COMPLETE,F20C[2.0L] YELLOW HEAD COVER
エンジンを搭載する前に空のエンジンルームはCRCとワックスを使い愛情たっぷりにクリーニング、
積んだら見えないのはチョイ寂しいけれどね(笑)
エンジンは出来るだけ低く奥に、車体に対しては平行に搭載するように作業しています。
ただ積めればOKじゃ~タイプワンでは許されません。
十分に空クランキングして油圧を上げてからプラグを装着して、
まずファーストアイドルさせながら各部の音振動をチェッ~ク、
それにしても満面の笑みのメカ、これならクルマもエンジンもうれしいよね。
作業後はエンジンを慣らしながら試運転にGo~、
初夏の晴れ間を約150km、千葉まで楽しくドライブさせて頂きました。
途中でどんどんと軽くなるエンジンと操作する事が楽しいギヤBOX、
シャープなシャシーと表情豊かなブレーキング、これぞスポーツカーそのもの、
う~ん、たまらんの~Hondaのリアルスポーツ系は。
黒Sの作業が終わった~て、でも間髪入れず次は青Sさんが入場だゼ、
で、その横ではS耐用のフィット3を全バラにして各主要コンポーネントごとに数値目標を設定、
軽量化と低ドラッグで3連勝にチャレンジしちゃう象~、
Posted by 吉澤