走行12万kmのEK9シビックRがリア側からの異音で入庫しました。
駐車スペース内で動かすと目視で見える位にホイルがグラグラ動いてる~(驚)
なんと左側のハブがガタガタでした。
赤→部のアンギュラーベアリングのインナーレースがスピンドルに残り固着してるじゃないの、なんだか不吉な予感が、
でも少し加熱したらスンナリ抜けてくれました(ホッ)
なぜかハブベアリングは左側が先に駄目になりますな~、いわゆるFFでもFR車でも同じ傾向、
蛇足ですが事故やクラッシュでのアーム曲がりなども左側だけが5割、
右側が2割、残り3割が左右とも、、なんらか規則性があるのは確かデス、
これ左ハンドル、左通行の北米でも同じ傾向だそうです。
ニュージーランドやオーストラリアなどの南半球だとどうなんでしょう??
FF車のリヤハブはHondaの場合はボルトONで交換です。
センターのナットを規定の18、5kgで締めてから、緩めて締めてを位置を変えて数回繰り返し、
しっかり面を出してから再び規定トルクで固定させましょう。
このワッシャーは裏表があります。
角Rがある方を表面に、このワッシャーは脱脂、ナット裏面も脱脂、
ネジ部だけリジカラグリス等々を塗布して下さい。
赤〇はスピンドルの錆び、これを落として磨いて面を整えてからベアリングを組み付けます。
磨いてこんな感じに面を出します。
グリス塗るのは赤〇部分だけですよ。
新旧ハブベアリングASSYの比較写真です。
青→部にはグリス塗りません。
ローターは錆び止めにジンク塗装処理しました。
リア片側の修理は≒1時間+15分、費用の総額は¥39,800円(税込み)
ありがとうございました。
Posted by 吉澤