ピストンには縦キズが、、
エンジンオイルの消費が多くて、夜は白煙で後方視界が悪い、
マフラーの出口もオイリーでトホホな状態、、
そんな状態のエンジンオーバーホールをレポートしちゃいます。
当然シリンダーにも縦キズが、
メタルは溶解までは進行してませんがうろこ状の発泡痕が見えます。
オーバーサイズピストンをGrごとに選別して、
重量や冠面容積を確認して、単重、冠面は完成検査の
タッグが着いて入荷します。
シリンダーは複数を同時にホーニング加工します、
治具のセットなど考慮すると4~5台を一揆に発注手配の
ほうが精度が出やすいんですね、
追加工ずみシリンダーASSY、これから組み立て開始だ~。
シリンダー上面の並行度は各方向をまんべんなく確認します。
コンロッドのオイル穴はバリ取り処理して、
ピンを組んで、コンロッドとペアに、I,mペアレント。
各リングを組んで、このあたり相当に「はしょって」飛ばしてます(笑)
過去のブログはこちら→ K型 B型
シリンダー内径を確認して、
クランクジャーナル径を計測して、
スリーブ下部には2,2L仕様にコンロッドの逃げを追加工して、
特殊光を使いシリンダー内の線条痕を確認して指触で点検、
初期なじみを決める大事なポイントです。
ブレンドした馴染みオイルを塗布してクランクを載せます、
この状態の回転抵抗とキャップを組んだ状態での
ストレス抵抗の差を把握することも大事ですゼ。
このオイルクリアランスが強い腰下の決め手です。
クランク前後方向のスラスト量を計測します。
ここで調整ね。
ピストンライナーを使いシリンダーにピストンを組み付けます。
シリンダーに4個ならんだピストン頭部。
バッフルプレートを組んで、オイルポンプ(ストレーナー)は
初油を十分に処置してね、
カム駆動用のチェーン、クランク角ピックUPプレートを組んで、裏表に注意してね、
Posted by 鈴木