静岡県の伊豆Noな後期型EK9、部品供給に問題がないあいだに「フルリビルト」を
施すことになりました、走行距離は15万km、入庫した状態はすこぶる良い状態でした。
エンジンを降ろす前に抜いた廃オイルの状態は問題はありません、
これならこのエンジンはベースで使えます。
エンジンの仕様は16ーBの純正ピストンとリングを使い、81,25mmボアで
シリンダーを作ります、車体全体をリビルトですが今回はその①、エンジンレポート編です。
主要な基幹部を取り外してガランとしたエンジンルーム、補機類やブラケットなどを取りスッキリさせてから、
エンジンルーム全体を洗浄します、
ルームクリーニングてあるけどエンジンルームとかボデー下回りを防錆しながら
丁重にキレイにするってこんなチャンスじゃないとネ、
これPriceless,、私達のPride です、♡♡
降ろしたy21型トランスミッション、ミッションケースは純正ヘリカルLSDを装備していました、
この純正LSDはサイズが大きいので、ケース内部の空間サイズが大きくデザインされています、
リブの形状などに余裕があるんですね。
商品情報はこちら → トランスミッションオーバーホール
降ろしたミッションとエンジンブロックのあいだにあるノックピン、ピンはボルト穴が大きくて
ボルト穴のガタがあるので、その組立て精度を上げて位置を正確に出す、それがノックピンの機能なんですね、
つい存在の重要度を忘れがち、ノックピンはミッション内部やエンジン内部にも採用されてる
小さいけど重要なピンなんです。
古いピン、すごい状態でした、これまで再使用してたのかな~?
タイプワンではクラッチ交換などでミッションを降ろす時にこの「ノックピン」はすべて新品に交換しています。
参考まで1個¥74円でした。
組み上げたエンジンはSPOON製バッフル付きのオイルパンを装着しました。
商品情報はこちら → バッフルオイルパン
オイルパンにはエキマニの輻射熱を防ぐ遮熱テープを張ります。
商品情報はこちら → HEAT BARRIER TAPE
インマニの取り付け面とスロットルボデーのあいだの段付きガタは(光明丹で赤く表示)
修正が必要です、
商品情報はこちら → ベンチュリービッグスロットルボディ
直径で≒4mm、口径が狭いEK9のインマニ取り付け面はガスケットにあわせて、、
16Bは純正インマニの吸気口をリューターを使い大胆に削り取ります、
加工後の洗浄、仕上げはお任せ下さいマセ。
インマニの取り付けボルト穴は大きくてガタが在ります、そのためインマニは上下に数ミリ動いてしまいます。
動くとヘッドポートとの間に段差が生じますのでタイプワンではエンジンを「水平」してインマニをエンジンに組み付けています。
何気に組むとインマニを下方向に落ちた状態で組み付けてしまいかねません。
そこで 「Thinking 」エキマニ、スロットルボデーもおなじ、ミッションも車体も、チョットした差の積み重ねでも、
走ると無視できない差になる事を知っています、これが私達です、Every day Thinking 。
それがタイプワン、SPOONなんデス。 えへん。
オイルリークが発しやすいスプールバルブは平砥石で磨き
面を出します、こんな一手間でオイル漏れを防げます、パッキン新品にしたのに漏れる~
そんなオーナーさん、トライしてみて下さい。
新組のエンジンをクルマに積み込みます。
商品情報はこちら → SPOONエンジンコンプリートB16B
純正のエキマニに対して-4.7Kg軽量なSPOON製エキマニ、集合コレクター部が特徴です、
高回転で高温の排気を内部でスワールさせるためコレクター内部は摺り合わされて独特の
形状で組まれてます、ノーマルに比べ金属的で刺激的な排気音も特徴です。
商品情報はこちら → 421エキゾーストマニホールド
エンジンを回しながら冷却水の流路に残る微細なエアーを抜きます、ヒーターコアの流路も忘れずに!!
商品情報はこちら → クールクーラント
これらエンジン関係の小計は部品代¥1,189,878円 工賃¥100,800円 合計¥1,290,678円でした。
つづきは「パート2」で、次のブログでレポートさせて下さい。
Posted by吉澤