今週はFD2駆動系・足廻りリフレッシュのレポート致します。
こちらの個体は2010年の最終型で、新車からお乗りの68,000km走行です。

FD2は初期型から早14年が経過し、最近のタイプワンでもゴム類を中心としたリフレッシュのご用命を多く頂く様になってきました。

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今回は事前相談と点検の結果、クラッチ交換・サスブッシュ交換・ドアホールシール交換でメニューが決定しました。

リフト上でサスブッシュの状態確認は、赤〇部コンプライアンスブッシュが判りやすいです。

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ゴムが硬化し、亀裂も出始めていますね。

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早速フロントセクションに着手、K型エンジンはミッション脱着にサブフレームを取り外す必要があります。

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ミッションを降ろしたらまずはフライホイールの振れをチェックします。
クラッチディスク面と最外側の2か所で計測し、振れは±0.01mm以下で正常、再使用可能でした。

同時にクランクシャフトのスラスト量の計測、問題ありません!

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ミッションケース内の汚れは油分もなく、正常範囲内でした。

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FD2は構造上、赤矢印付近がオイルフィルター交換時にサブフレームにオイルが付着しやすいです。知らず知らずに汚れが溜まってしまうですね…。

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しっかりとお掃除してあげれば、ピカピカになります。
予防措置で防錆塗装もしっかりしておきますね!

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続いてサスブッシュの打ち換えに入ります。
FD2リアロアアームは、ブッシュの打ち換えを前提に製造されていない為、打ち換えには純正ブッシュ側に手を入れる必要があります。

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赤矢印部をカッターで切断し、青矢印部の耳を捲りようやくブッシュの打ち換えが可能となります。

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金属加工はしっかりと保護メガネ着用しましょう。

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その他の各ブッシュは専用治具を使用して、新しいブッシュへと打ち換えを行っていきます。

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再組み付け時には、ボルトにリジカラグリスは必須です。

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車体側では最近室内が湿っている事があったとの事で、内装を外してみるとホールシールとブチルテープが密着不良を起こしていました。

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赤〇部が密着不良を起こし、青矢印部の排水ドレンがうまく機能していなかった様です。
過去にお客様ご自身のDIYでブチルテープの張替えも行った様ですが、ホールシールに変形や伸びがある為、今回新品交換で対応しました。

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最後にヒンジ類の清掃と再給油を行いドア廻りの整備が終了です。

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.試乗確認とアライメントの調整を行い全ての作業が終了です。

総額¥544,286-(税込)で今回は1週間のお預かりでした。

ご来店ありがとうございました。