エンジンをチューニングする上で、最も重要なパーツの一つがピストンと言えるでしょう。
写真赤〇部を拡大して見ると…
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リング溝には鍍金処理が、スカート部にはオイル溝が施された純正ピストンには、耐久性確保の為に極めて高い品質が見て取れます。
機会があればオーバーホール後に、スマートフォンで拡大して見てください。10万km走行後でも溝が残り、オイル保持機能と高耐スカッフ性がホンダエンジンの特徴なのです。
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タイプワンでは一定の温度環境の中で、シリンダー内径を測定・組み立てを行っています。
※1気筒で「上・中・下」の3か所をX.Y方向で測り、計6か所を記録しています。
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ホンダ量産シリンダー内径の上下の公差基準は0.05mm以内ですが、タイプワンでは0.005mm以下狙いで各気筒を揃えた精密ホーニングを行っています。
※F20C型エンジンの場合
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ピストンリング合口すき間は、量産で標準値に幅があり 0.25~0.35mmが公差幅です。
私達は合口が0.25mm かつ、張力を揃えた上限指定のリングを使っています。
※公差幅はトップリングの場合です。
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入荷したリングは120本のロット毎に、ダミーシリンダー内で確認の為に計測・確認しています。
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写真は重量を0.01g基準で小組され、これからアッセンブルされるピストンとコンロッドASSYの1台分です。
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私達のチューニングに秘密はありません。
各部を測り知る。各シリンダー毎の公差を徹底して合わせる。
それはある意味でとてもシンプルなのです。
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作業に真心を込め経験を生かすことで、お客様の信頼が得られる。
「貴方のホンダに最善と最良を提案したい。」
これが私達のテーマ、30年を超えてもこの基本に変わりはありません!!
ホンダエンジンのチューニング・車体の整備はもちろん、継続車検もお任せ下さい。