今週の作業レポートは2台のCL1型アコード、両車ともホンダ製のH22A型エンジンを搭載、この2台ともエンジン交換です。
偶然に並んだアコードとトルネオ
いわゆる兄弟車で同じ作業って続くんですよねー!
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エンジン・ミッションASSYで降ろし、補機類を外していきます。
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クラッチケース内はオイル漏れで真っ黒です。レリーズ裏のミッションメインシャフトのオイルシール不良ですね。
シャフトの振れ量も計測します。
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ヘッドカバーを開けるとタイミングベルトの削りカスが大量に出てました!
これはアカン!!
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タイミングベルトカバー内もベルトの削りカスが至る処に大量です。
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通常はガイドに沿って各プーリーの上をキレイに回っているので、側面は摩耗しません。
ベルトの張りナシ、テンショナーの押圧が弱いです。
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左側は新品の純正ノーマルで幅が23.5mm、右側は装着されていた社外品の外国製タイミングベルトで幅が18.5mm
なんと5mmも削れていました。
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オイルパン底には20~30mmくらいに溜まったヘドロのスラッジが堆積していました。
これはマズイ、このヘドロはオイル交換しても無くなりません!
オーバーホールでパンの中はキレイになるので安心、精神的にも良いですね。
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ホンダの名エンジン、H22Aを分解して行きます。
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ブロックに大きな問題はありませんでした。
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ヘッド側はバルブガイドの摩耗、バルブシートの腐食はありましたが大きな障害はありませんでした。
これなら通常のエンジンOHで「キレのあるホンダエンジン」に復活します。
エンジン組み上げ編は近々にレポートいたします。