お客様のお車を試乗、点検させて頂くとクラッチ系に「問題あり」が多いんです。こちらのCL7アコードユーロRは走行距離が10万km、試乗するとクラッチペダルが重くて+渋い&ストロークがない、、これだとミートポイントが狭くてスムーズな発進やシフトダウンが難しい、マジ渋滞だと辛いデス(嫌)
降ろしたミッションケース内のメインシャフトにクラッチダストが山盛りデス、、、赤→レリーズベアリングは異音とガタで要交換、、クラッチがスライドするスプライン青→は油分がなく錆びてます、、これがクラッチペダルの重い原因ですね。
当然ですがディスク板は磨滅して表面がピカピカ状態です。音と漏れがあるクラッチマスター、クラッチスレーブシリンダーも交換、これでミートポイントもバッチリ正常の位置に戻るでしょう。
クラッチデスク交換時のワンポイント①
メインシャフトのスプライン溝やレリーズベアリングには「モリブデングリス」を塗布する、フライホイルの振れ量を測定する(限界値は0,1mm以内)、裏側のオイルシールからの漏れも点検
CL7アコードの作業期間は2日間、リジカラ取り付け、バルブクリアランス調整など作業の総額は¥28万円(税込)、作業のご依頼ありがとうございました。
こちらのEK9シビックタイプRもクラッチ不良で点検のご依頼です、走行距離は14万kmを超えクラッチが超~重くてストロークは5mm未満、いわゆる末期状態での入庫でした。
レリーズベアリング内壁の摺動部はダストが固着してヤバい状態でした。
クラッチデスク交換時のワンポイント②
メインシャフト、レリーズの摺動部には「モリブデングリス」が最適です、塗布する適量は添付の写真を参考にして下さい。
レリーズベアリングに関するトラブルは過去ブログも参考に→http://www.typeone.jp/?p=1575
EK9もクラッチマスターを点検すると液漏れが(涙)シリンダー内径を診ると傷が、此処は新品ASSY交換にしました。同時にスレーブシリンダーも新品ASSY交換、作業後のペダルはウルトラスムーズ、音も抵抗も無くなり超ナイスな状態に。マウント類とブッシュ系も同時に全交換しました、そんな作業は4日間で費用総額が¥62万円(税込)。作業のご依頼ありがとうございました。
引き渡し時にオーナー様は皆さん驚かれます、クラッチペダルが超~軽い、音がしない、スムーズだ~、、毎日乗っている車は少しずつ静かに劣化が進行するので気づかないんですよね。
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posted by 佐藤