2台のシビックは今年10月にロス郊外で開催されたGlobal Time Attack 2017に参戦しました。このイベントを中心にラスベガスのSEMAショーやテキサスのCOTA24時間耐久レースも視察、元店長の城本が40日間北米に行ってきました。今回はその模様をGlobal Time Attack 2017にフォーカスしてレポートいたします。
Center Drive CIVICはタイムUpの為に各部をチェック、足回りのセットはジオメトリーを含めスプリングレートやダンパーの仕様変更、サスペンション取り付け部のボディ補強など車体全体を見直し、パワートレーンはターボチャージャーを交換して中速域のフラットトルク化、ギアレシオをクロス化させパワーが有効に使いきれる高効率なクルマにRedesignします。
新型シビックTYPE-R FK8型はボディの補強パーツや吸排気系を現地で試作、その効果をタイムアタックで確認の為に参戦します。
そして迎えたGlobai Time Attackの当日、アメリカの筑波2000といわれているバトンウィロゥレースウェイは雲一つない快晴、カリフォルニアの青い空の下2日間の走行で最も良い記録で競われます。
ドライバーはDai Yoshihara「レースカーとロードカーという全く特性の異なる2台を交互に乗るのでドライビングをアジャストするのが大変~」なんて言ってましたが、完璧に乗りこなす辺りは流石でした。ロードカーのシビックは試作の吸排気系、補強パーツ、試作のサス、スタビを組みタイヤ、ホイルを変更、いきなりノーマル車両より3秒アップの1分58秒を記録、試作パーツの効果と方向性をしっかりと確認できました。
そしてお次はCenter Drive CIVICでアタック開始、サクッと昨年のタイムを1.5秒更新。さらなるタイムアップを狙っていた途端、、
あれれ、、Pit in。4速が無くなった~、、、、
初日の2回目の走行でまさかのミッションブローですが、午前中でブローしたのはある意味ラッキー、チーム翌日を見据えミッションをリペアすることに。
トラックサイドでミッションを下ろして分解、洗浄、チェック、再組立て、、、作業は淡々と進みます、、もちろん時計の針も進みます。
ミッション完成、一気に載せるぞ~!と、妙に高いテンションで車に群がるメカ達、、ちなみに午前3時の写真です(笑)
翌朝、サーキットに何事もなかったかのように戻ったCenter Drive CIVIC。
ミッションリペアのついでに足のセットやギヤ比もさらに変更、さらなるタイムアップを狙います。気温の高い日中のセッションをマシンチェックとセットアップに使い、最後のセッションでアタック開始!
日中のセッションは赤旗で一時中断、SPOONシビックはターボチャージャーのオイルラインが熱で溶け急遽交換、そんなトラブルもチームが一丸となり7分でリペア完了。即、コースに復帰です。
そして気温が下がる夕暮れ時に、残り時間は僅か。
そこでチームはNewタイヤでラストアタックに挑みましたがコースがオイリーでタイムが伸びません。
結果は3位でした、チーム全員がやり切ったという達成感に満ち溢れた瞬間、私達の記憶に残るチャレンジとなりました。次は新型シビックでチームは新しい目標に向け進んで行きます。
シビックは現在太平洋上で、正月明けに荻窪で開催される「カンパチ オート&アートサロン」に展示いたします。
みなさんもTYPEONEに見に来てくださいね。
「カンパチ オート&アートサロン」
https://www.facebook.com/events/396717310746287/
Special Thanks
Spoon Sports USA
Dai Yoshihara
Eimer Engineering
Posted by Jomoto