アコード24S CL9のオーナー様から「クルマが急に不安定になり40km以上スピード出すのが怖いんです。」とお電話が、早速入庫して頂き試乗すると明らかに右フロントのみアブソーバーの動きが変です。工場内でゴム板を踏むとやはり右だけがダンピングゼロ状態、さて走行距離が7万km程度で不具合が発生したのは何故なのか?
取り外したダンパー単体を比較すると右フロントのロッドが≒15mm程度長い=ダンパー内部の異常ですね。
ガスを抜いて分解するとエメラルドグリーンの何だか怪しい作動油が出て来ました~。
注、ガス抜きは危険です、決してマネしないで下さいネ。
問題が無い左側のダンパーを分解すると、赤矢印の青緑のパーツが、これはダンパーの延側のリバウンドストッパーでこのストッパーが木端微塵でした。
この砕けたストッパーの破片が詰まりオリフィスを塞いでました。これではダンパーは正確に機能しません、クルマが超~不自然な挙動になっていた原因はコレですね。
念のため左のストッパーも確認すると赤矢印のようにクラックが入ってました、破損寸前の状態です。
組み付け後は試乗して各部を馴染ませてからアライメント調整です。作業後はこれぞアコードと言うシットリとした乗り味が復活しました。
クルマの不具合は経年劣化で徐々に起きる事が多いので、何か気になる事があれば私達TYPEONEに試乗させて下さい。適切で無駄のないお客様ファーストなご提案をさせて頂きます。
Posted by Jomoto