熊本から陸送にて入庫されました。
こちらタイプワンでは全国どこでも引き取り、納車を承っておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡下さい!!
今回、走行距離が10万キロを越えたのでエンジンをオーバーホールする事になりました。
まずはエンジンを下ろし、補機類やマウント、ドライブシャフト等不具合が無いか入念にチェック!
やはりエンジンマウントが写真のようにパックリ割れてしまっています。
DC2は発売されてからもう10年以上経ちますが、8割以上の車はもうエンジンマウントが切れてしまっています。
いつも同じ車を運転されている方はこのマウントの劣化に気づかない事が多いのですが、「最近ギヤの入りが悪いなあ」なんて感じている方は是非一度相談してください!マウントが原因かも知れませんよ!!
サーキット等を走行される方にはSPOONエンジンミッションマウントセット&エンジンTCダンパーをお勧めします!!
エンジン補機類の洗浄です。
せっかくエンジンをオーバーホールしても、インマニ、インジェクター、スロットルなど補機類が汚れたままではエンジンの性能を十分に発揮する事はできません。
10万キロ走っているので、ウォーターラインのホースも新品に交換し、SPOON B18CエンジンASSYに組み付けます。
ここでSPOONでいつも行われているエンジンオーバーホールの模様をいくつか御紹介します。
まずはシリンダーヘッド。
写真のようにポートの段付きをきれいに修正し、バルブシートも適正値に復元します。
TYPE-Rと言えど、量産レベルでは各部の仕上がりが完全とは言えません。逆に言えば、まだまだ性能が上げられる余地が残されているのです。
次は腰下です。
これも意外に知られていないのですが、各気筒のパーツ重量は量産レベルのエンジンでは数グラムの開きがあるのです。
SPOONではこの各気筒のピストン、コンロッド、ピストンピンの重量を1/100g単位まで合わせます。
ではなぜ重量を合わせた方が良いのでしょうか?
それは明確です。
タイヤを組み替えた時を想像して見てください。
例えばタイヤ・ホイール8000gに対して最低でも5gのバランスウェイトを付けてバランス取りを行います。仮にこの5gのバランスウェイトが無いだけで高速走行中に激しい振動が生じてしまうのです。
上の写真のようにピストン、コンロッド、ピストンピンの総重量は942.78g。各気筒で1gでも重量差が生じたらエンジンにとっては大きな振動=抵抗となってしまうのです。
SPOONでは純正の素材を最大限に活かしつつ、最大限の性能を発揮できるよう取り組んでおります。
エンジンオーバーホールご希望の方は是非ご相談下さい!!