今回は180,000km走行のEK9が入庫されました。
この車両はエンジンをはじめ車体各部をフルオーバーホールを施して
サーキット走行でも耐久性が在る仕様でチューニングして欲しいとの
海外からのご注文です。
先ず作業前に試乗を行い問題点を洗い出をしました、
第一弾として先ずエンジンオーバーホールの流れを紹介します。
写真トップのようにまず入庫されるとタイプワンにてエンジンを下ろして降ろしたエンジンはSPOONに運ばれます。
SPOON2階のエンジン室では分解、洗浄、測定、研摩、組み立てが行われます。
写真上のように、このEK9に搭載されるエンジンの加工が経験豊富なスタッフにより施されていきます。
ヘッド段付き、ポート修正、バルブポリッシュ加工、シートカット、ガスケット面修正など全てSPOON社内で淡々と行われます。
サーキットで使用されるとの事なので、オプションでバルブもポリッシュ加工を施しました。バルブは純正を使用しておりますが、バルブシートの応力、ポート内の流速を考慮し、重量や突き出し量を揃えて慎重に組み立てられます。
SPOONではホンダエンジンの公差基準値を活かしつつ、さらに細部にわたり精密な加工を施す事で「最良最適」なバランスを追求しています。
加工を施され組まれた腰下とヘッドASSYはタイプワン1階のエンジン室に運ばれ、再び測定を行いながらエンジンASSYに、最適なバルブタイミングで組み上げられます。
エンジンチューンに興味のある方はガラス越しですがご覧頂けます、同時進行でギヤBOXやドライブシャフト、ハブなどもOHしていきます。
パート2ではギヤBOXやドライブシャフト、ブッシュ交換などをご紹介します。
タグ:精密組み立て
Array Array