今日はCR-Zデモカーのカムを交換しました。
CR-ZのLEA型 1.5L 直4 SOHC i-VTECエンジンは低回転時に2つの吸気バルブの片側を休止させる1バルブ休止VTEC機構を採用し、低燃費・クリーン性能を実現しています。
これは低回転からモーターアシストが作動しトルクを発揮するハイブリッド車ならではの機構ですが、この1バルブ休止機構を無くしてしまえばさらにトルク、パワーが上がるのでは?との事でFIT(GE8)のカムを装着してみることになりました。
まずはインテークマニホールド、ロッカーアームを外していくと、カムシャフトが見えてきます。
写真上はZF1(CR-Z)のカムシャフトとロッカーアーム。
内側2つがインテーク、外側がエキゾーストのカム山です。
そしてZF1とGE8のカムシャフトを並べて比較してみると・・・
GE8(写真下)はリフト量の違う2つのインテークのカム山があるのに対し、ZF1(写真上)は片側1つしかカム山がありません。これが1バルブ休止機構です。
さらにカム山を測定するとGE8のハイカムの方がZF1より約1mm高いことがわかりました。つまりGE8用のカムを装着すれば低速から両方のバルブが作動し、さらにハイカムに切り替わることになるので、よりトルク、パワーを発揮できることになります。
当然のことながら機構が違うため、ロッカーアームも交換して作業完了。
早速試乗してみると、やはり低速からトルクがアップし、VTECの切り替わりでさらにはっきりとパワー感が増した感触で、多少燃費は犠牲になるかもしれませんが走行性能は間違いなく向上しました!
もう少しパワーとトルクが欲しいと思っているCR-Zユーザーにはぜひお勧めしたいチューニングメニューですのでご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい!!パーツ代+交換工賃と、ハイカム仕様のコンピュータ書き換えも含んで16万円です。
作業時間は3時間程度ですが、エンジンが完全に冷えた状態での作業となりますので、朝預かり夕方ご返却となります。
詳しくはSPOON ウェブサイトをご覧下さい!
Posted by 原
ArrayArray