今日は日頃のメンテナンスについて、昨年の暮れにエンジンを載せ替えたS2000がご来店、
それから3000Kmの慣らし走行を終えたのでチェックでオイル交換です。 過去のブログはコチラ
「受け皿」をキレイに洗浄した状態でオイルを抜くのは、スラッジを点検する為、
廃油の金属粉を点検しています。 これは問題なし、Good condition!
新油を入れて油種、交換日時、走行距離を記入した専用ステッカーを貼り付けて作業完了、
オイルはエンジンや駆動系のコンデションを知るバロメーター、記録するのがメンテの基本ですね。
こちらのシビックTYPE-R、、なんと走行距離は50万kmオーバー!
44万kmの時にTYPEONEでエンジン等ををオーバーホールしましたが、オーナー様よりお電話が
「最近エンジンからカンカンと音が、エンジンオイルは替えてたんですけどね、、00~XX、、」 過去のブログはコチラ
抜いたオイルは真っ黒、廃油の底には溶解した大量のメタルフレーク片がキラキラと、、
カンカン打音はメタルが摩滅してピストンTopがヘッド冠面に当たっていた音でした、
え~オイルエレメントは一度も交換していませんでした、、って、、え~驚愕
私達の伝え方が悪いのかも、もっと積極的に日頃のメンテを啓蒙しないといけませんね、反省です、、、、
リフトUPして点検するとハブがガタガタ、50万kmを無交換で走ったハブを分解するとベアリングの内部は崩落状態、
駆動系の劣化は距離である程度推測されますがサーキット走行の場合は距離が少なくても
熱→冷える→熱の繰り返しで1000km程度で破壊することも珍しくありません。
エンジンASSY交換含む費用総額 ¥1,022,068(税込)
こちらアコードEuroーRはクラッチが滑り緊急入庫、
オーナー様曰く、「滑って前にも後ろにも走りませ~ん」 クラッチの交換、普通のルーティーンなメンテです。
クラッチはディスクだけではなく、カバーやレリーズベアリング、レリーズフォークもセットで交換、
これでペダルフィールの悪さや異音も治せますよ !
クラッチ交換 費用総額 ¥76,788(税込) → CL1クラッチキット
隣ではレースカーのテスト前メンテ、今年は性能調整で量産車と同じ位の車重になるようバラストを積みます、
でもユーザー車に近い条件でレースにチャレンジ出来てちょっとワクワクしているのも事実、重くなる分
本番は「ゆっくり」走らせてね(笑)、他にも吸気制限など色々有りますが、次の機会にレポしま~す。
ストリートカーでもレーシングカーでも、メンテナンス方法は同じ、抜いたオイルでコンディションを知り、
異常な音や振動を見逃さない、
定期的なオイル交換など当たり前のメンテナンスがクルマを長く楽しむ一番大事な事ですよね。
Posted by Jomoto