走行90,000km超のFD2がクラッチ不良で入庫しました、試働させて点検するとハブベアリング、ハブ、ステアリング系はとても良い状態の感触でした、、
通常のクラッチ交換でもタイプワンでは先ず試乗してクルマ全体での駆動系の状態を把握します。
その結果このクルマの場合は非常に良い感じでした、ギヤボックスのシフトパターンの前側1、3、5と後ろ側2、4、6のストロークがほぼ同じ、また各シフトの重さ、渋さもほぼ同じでした。
日頃のオーナーの丁寧なシフト操作の賜物ですね(胡麻×2)
作業は2階奥の2柱1号機で作業しました、ミッションを降ろす直前にリフト下から2階中2階を撮影して見ました、さてこれから作業をスタート。
リフトupして抜いたオイルの質や匂いはミッションの重要な判断材料です、いわゆるギヤの状態を観るのにはオイルを観ると大体が判ります、これはエンジンオイルでも同じですが駆動系オイルはエンジンと違い冷却もフィルターも装備されていないのでより過酷なのです。
降ろした部品群、私達はこれら部品の特に可動部、摺動部、ベアリングなどを慎重に点検します、マウント類の状態はラバー部をコジって大きく動かして丁重に判断します。
2階の作業場の今日のシーンです、一番奥のリフトで作業しました。
全ての作業に8時間+、掛かった費用は下記でした。
クラッチカバー ¥39,900
クラッチディスク ¥23,100
レリーズベアリング ¥14,700
純正部品一式(エンジンマウント、レリーズフォーク等) ¥65,788
工賃(T/M脱着、クラッチ取付) ¥71,400
工賃(マウント交換) ¥12,600
リジットカラー(フロント) ¥18,900
代車費用 ¥2,000
処分料 ¥1,050
合計 ¥249,438
Posted by吉澤
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