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明日の富士スピードウェイにて開催されるS耐テストディに向けてこんな事をしてました。

今シーズンのレース部隊に特攻志願した「原」が久しぶりにブログを書きますね〜。

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パッと見では普通のアライメント調整ですが、実は静止の1G状態からダンパー、スプリングを外してロールさせた状態で車体を固定し、ハブだけをスイングさせて動かし「よりダイナミック」な走行状態を仮想して測定しているんです!
ちなみに画像は左からフルリバウンド状態、1G状態、最後がフルバンプ状態です。


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アライメントの数字変化をロールさせた状態で記録して、ジオメトリー変化の測定データは各ピポッツドを移動させてそれぞれ測定、そのデータを使う事で例えばバンプステアの「飛ばし」の領域など想定が可能になります、それらのデータを有効に使いサスセットをスピードUPしたいですね!理想ですけど(笑)。

参考までに、画像右のグラフがストロークした時のトー変化ですが、バンプ40mmを超えると急激にトーがINに向くのがわかりますね!S2000のユーザーならなんとなく想像つくかもしれませんが、この過渡特性の変化率がS2000のサーキット走行時のネックなんですよ〜!!

こんなデータを基にドライバーのインフォメーションとスプリングレートやスタビ、車高などなど色々調整しながらより良い方向にトラックサイドで再度セットアップして来ます。


デフケース1.jpgデフ2.jpgデフケース3.jpg 

次はデフです。サ―キットや峠を激しく走るS2000のデフケースの内壁は熱で細かいクラックが多数入ります、丁度九谷焼の様な肌で怖い位です。

デフやT/Mは習熟の奥がとても深く悩みがつきません、本当に。
組んで、走らせ、分解して、覗いて、、また組んで本番スタートして最後まで持つと正直「ホット」して、、成績より完走の方が嬉しい位かも。

実はこのカラーリングは週末10日のテストが最後で〜、25年ぶりに驚きの大カラーリング変更します。ですからこのカラーリングは見納めだそうで、、噂では相当に市さん抵抗してたみたいですが・・・(笑)

3/24-25から始まるS耐、今年1年の応援をよろしくお願いしま〜す!!


Posted by 原


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