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写真左は量産K20型の、右は懐かしいSPOON製のB型の、それぞれブロックのラダ―フレームですね、私達はノーマルのB型ブロックにラダ―フレーム型オイルパンを使いました、目的は純粋に回転出力を上げる為で1991年に独自に設計に着手し製造したのです、正に狂気が成せたるで、でももうこれ誰も知らないって、若いスタッフが知らないデスって、、(涙)

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K型やF型エンジンはクランクシャフトをブロックとラダ―フレームの間に挟み込む事で「捩じれ強度」を上げる設計が採用されています。この量産が始まる遥か前に私達が設計して型を起こして精密鋳造したんですね、
もちろん大型パンも造りましたし専用ストレーナ―なども、売る気なし、要するに造りたかっただけなんです。

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でみんなで現行のブロックを見てワイガヤとなにやら集まり・・・。

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例えばブロック下部に位置するラダ―フレームの一部を、よ〜く見ると、、
で更によ〜く視ると
        ↓

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新品エンジン、新品部品のエンジン内部の角はこんな感じ、角は「ポロ」っと行きそうですね。

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私達は自社で組むエンジンの全ての内部の角はRを付けています、オイルが触れて流れる部分は全てです、バリが潤滑経路に落ちない様に、、。

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コンロッドのピン頭部も怖いので打痕や傷がない事を拡大鏡で目視、検査をしています。

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燃焼室のプラグホール周りもしっかりと点検、ごく稀にピンホール状の荒れがあるのでそんな時はゴムリューターなどで最低限の修正を加え整形しています。

エンジンの内部、シリンダーブロックやヘッドは組み立てると見えない部分、でもこの見えない部分にしっかりと「意思」を込める、を大切にして行きたい、そんな感じでスタッフ一同が協力して組んでいます、いわいる伝統芸の世界ですね。


Posted by吉澤
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