朝焼けの中、淡々と走り続けるCR-Z、
レース開始から、すでに21時間を経過しました、
ここまでPITにはルーティンストップだけ、給油とドライバー交代のみでノントラブルで走行を続けています。
この時点での順位はクラス4位、アクシデントが多い明け方を全てのチームが乗り切り、
極寒のサーキットでFINISHするまでは残り4時間です。
夜が明け明るくなった時、E2クラスの3位を走行していたRX-8が4位にポジションダウン、
でもいつ我がチームに予測不能の事がおきるのでは、そんなハラハラな時間帯です。
23時間半経過
最後のPITストップ。
ドライバーはDai選手に交代、5ガロンだけ給油、フロントウィンドゥのクリーニングのみでPIT OUT、
後方からトラブルから復帰したRX-8が1周当たり10秒も速いペースで追い上げてきてます、
残りラップ数と時間を計算するとギリギリ追いつかれるかも、、、しかしペースは上げません。
無理をしてトラブルが発生してしまっては今までのレースが水の泡、平常心です、
常に後続とのギャップを確認しながら、疲労MAXのマシンを労わりながら、
可能な限り速く走らせる、最後はそんな危ないレースでした、いわゆる薄氷渡りね。
25時間を経過して無事にFINISH!かすり傷の一つもないパーフェクトなレースでした、
総合23位、E2クラスの3位でチェッカー!
ドライバー、メカニック、スタッフ、全員で掴み取った3位、
入賞したマシンにはボンネットに封印のステッカーが貼られます。
この後、再車検を行いリザルトが確定します。
国内のレースではパルクフェルメで車両保管ですが、こちらは自分たちのPIT前でステッカー貼るだけ。
イロイロ勝手が違います。
無事に再車検も終了、これで3位が確定しました。
PITに戻ったCR-Z、タイヤ糟や汚れ具合が25時間レースの様子を物語っています。
ライトの上で一緒に走った「オートモンスター」も3位に嬉しそう?
オートモカメラ
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PITに戻り、スタッフと抱き合う歓喜のDai選手、
その腕には喪章が、、、実はレースサポートのメカが勤めるガレージの
オーナーはレース直前の事故で世をさったポール・ウォーカーだったんです。
こんな状況の中でもタフにサポートしてくれた彼らには本当に頭が下がります。
表彰式も日本とはちょっと違います。
ドライバーだけではなく、25時間を共に戦ったスタッフも含めて表彰です。
疲れたて痩せ顔だけど、みんな最高の表情です、やったゼ~!
工具ひとつ、ボルト一本を自分で手に入れることの大変さ、そしてサポートしてくれる現地のスタッフ、
そして日本に残りサポートをしてくれるスタッフ、
多くの人たちに支えられてレースが成り立っている事が、海外に来るとしみじみ感じる事が出来ます。
そして、クルマが好きというだけで人種を超えて皆が「驚いたり、笑ったり」
そんな刹那が幾重にも重なり貴重な経験になると確信します、レースの真髄は勝ち負けだけの結果では
ありません、スタッフの心と魂が重なり合う、これからも、世界中のクルマ好きとそんな想い出を造り
あい、ハートを共有したいです
◎ アイ ハート ホンダ ♡
Thank you always for your ongoing support.
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Speedhuntersにも25時間レースの記事が掲載されております。
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http://www.speedhunters.com/2013/12/25-hours-thunderhill-art-endurance-racing/
Posted by 城本