真夏の富士スピードウェイ。
社長、他スタッフ4名がアメリカ、ニュージャージーのイベントにNY経由で出発!(いってらっしゃ~い)
いつもとちょっと違うメンバーの我らが95号車のテスト走行を城本がインサイド「生レポート」です。
木曜日の今日は午前10時30分から走行開始、終了は夕方4時。合計4時間20分の走行でした。
先ず走り出しは光貞選手、濃厚で重厚なコメントが、、
こうしたい、これは引っ込めたい、登り下りのカーバランスの変化の量と質、
ドライバー、エンジニア、メカニック、チーム全員が同時に聞き取り、これがSPOON流です。
で、パズルのようなセット出し、先ずは車高とSPの組み合わせを行います。
前後15分で完了、ガレージで各SPレートでのアライメント変化量は
ガス満と空でデーター化してあるので、現場ではPCに打ち込むだけで
アライメントの変化が画面に出るんですね。
だからコースサイドにアライメントゲージはありません。
走行が終わるとガスを抜いて燃費データーをPCに打ち込みます。
データーを越えるセクタータイムの光貞選手、テストでラップタイムは関係ない、
セクターごとにトライして1周で2~3パターンのシュミレーションをコメントする
驚愕の頭脳派ドライバーです。
エンジンオイルのインジェクション車体側受けのコネクター。
ここね、左腕に注射ですよ~て感じかな。
フロントスプリングは4種、リヤは3種を交換、
でもSPレートは同じだよ~、テストは線径ちがい、全長違いで交換なので
超ヤヤコシイ、22Kgの赤とか青とか呼んでます。
午前最後のミーテング、普通レースチームは先ず「タイム」ですよね、
が、しかし。SPOONが求めているのは 「のり味」 なんですね。
クルマをコントロールしたい、ドライバーが支配した感触が欲しい、
単に速い遅いを越えたそんな「臨界」が視たいのです!
よいしょ、こらしょ、どっこいしょ、メカが楽しく燃えないとチームの
空気は滞留します、逆にメカの眼が光るチームは結果勝てます。
ロギングデーターを読んで、ちなみにこのPCの名前は「赤いバラ」と言うそうです。
となりは「黒いバラ」、若いメカのセンスは読みきれません。
すいません、このセッション「燃費悪いんですけど」、、、
急にそっぽを向いてウイングに隠れる「そんなん知らんで~」的な光ちゃん、
しぐさがカワイイ~
エアロパーツデザイナーさんとエンジニアさん、13年夏の富士でのツートップショット。
クルマが好物な昭和ロマン派のレース好き、こんな風に
好きな事だけして僕らも歳をとりたいです~(憧)
さ~午後のセッション開始、ガス入れて、Drは栃木のスター、中島君に
チェンジ、これがまた強烈に速い「逸材」、極端に速いドライバーです。
GT300とかに乗せたら各チームで奪い合うような事件が起きるかも。
え~なんだ~ほんとうか~「ウイングじゃま」とか無線で言ってますけど、、
じゃ、眼一杯寝かせて、、
リヤウイングすでに上向いてます、もう調整代あと1度のこりだけ、
CFEの解析上限を超えました~中島君はどんだけ天才なのかいな。
力亭でしょう、なにィ~蜀天だろう、違うよ鴻センだろう、
じゃ、Dニーズディナーだ、、、
夜ご飯の相談に忙しいメカニックさん達を残して、私は東京に戻ります。
土曜日からスプーンは夏休みです。(リフレッシュしちゃいま~す)
さあ、帰って最終の出荷作業だ~。
Posted by 城本