レースは5時間、130周してトップと10秒差で優勝ができない、
これはべつの見方をすると優勝したチームが毎ラップでコンマ1秒、私たちよりも速かったんですね。
つまり速く安定して走れるチームが勝つ、これこそが耐久レース、そんな痺れる展開の夏のレースでした。
ルーティンな松井→中島へのDrチェンジのショット、タイヤやストップボードを投げると
ペナルティなこともあり、全体で落ち着いて静かにがテーマ、つまり冷静にね、
そんな中でDrだけの交代時間は15秒です。
背中は既に降りている光貞選手、メカのスーツもあまりの暑さで毎ピットごとに交換しないと疲労の原因に、
レーシングスーツだけで15着も必要なんです。
燃料を補給、タイヤ交換を終えて「いままさに」再スタートしようとする瞬間、
ブレーキがキツイ茂木では熱が溜まり温度が一気に上がるのがこの時なんです。
再スタート時はエンジンの油圧が上がるのをチョット待ち、静かにスムーズにPitを離れます。
モテギと富士はレース距離(時間)が長いので経験豊富な光貞選手にCドライバーを頼んじゃいました、
降りてすぐにコースとクルマの状況を説明する光貞選手、おつかれさん、
クールスーツを着用していても灼熱の車内は彼の表情から想像ができますね。
超人的というか超人を超えるような、トランス状態でも正確にドライブする、
そんな厳しいなかで参戦している総てのドライバーに私たちは誇りさえ感じます。
レースていいな~。
Posted by 原