登録してから14年、総走行距離は16万kmのインテRが駆動系とサスアーム交換がメインで入庫しました。
作業前に試乗してみるとハブ、ドライブシャフトからの振動が
気になりますがエンジンやミッションはとてもイイ感じ、Honda
タイプRならではのエンジンフィールが好印象です、いまでも超元気に
いい声で泣き叫ぶエンジンはないんじゃない? これ本音ですよ、(笑)
さすがTYPE-Rもサスアームなどのブッシュやマウントは経年劣化でこんな感じ、でも交換すれば直ぐ新車状態に戻りますんで問題なし、これで10年先まで大丈夫です、安心して下さ~い。
この車両の場合は先ず①ドライブシャフトのアウトボードが焼付いた→②ガタが発生→③次にハブベアリング、タイロッドエンドが振動で振れが出て→④ラックエンドに振動が伝播してガタが拡大したんですね、、。
外側の防水シールを越えて水がレース内に入り錆を発生させた、同時にベアリング内のグリスに混入した錆粉はレースとボールの摩耗を促進、徐々にガタは大きくなります、ガタがあると音と振動と熱を発生するのでカップ内のグリスの油分が揮発してしまいます、FFスポーツ車は「激走」すると振動が、、冷えると普通に戻る、、と言う現象が起きるのですね。
(赤矢印)外側から水分が入り(青矢印)錆を発生していました、
ハーフシャフトは問題なし、泥水を被るなどの苛酷環境だとガタがでることがあります、一般的なライフは20~30万kmあたりが目安ですかね。
ドライブシャフトはSPOON 商品情報はこちら →ドライブシャフトセット
交換したフロントの消耗部品群、左右1台分で価格¥111,800円
リヤのトレーリングアームの中央にある大きなブッシュは「ここ」、プレスで抜き換え交換します。
ガタが出ていたリヤハブベアリングASSY,後期なので5穴タイプですね、左右セットの価格は¥32,970円
リヤのスタビリンクにもひび割れが、、左右で価格¥3,864円
交換したリヤの部品群、1台分で価格は¥66,880円也
リヤトレーリングアームに「リジカラ」、、もう説明はイラナイですよね(笑)、、
リジカラはボデーとの間に挟み込みます、金色は廻りにはみ出したリジカラグリスです。
試乗前にボンネット裏やエンジンルームをキレ~イにします、テスト走行中に万が一漏れたオイルや液はキレイにしてあることで一目で「判別」が可能に、オーナーさんキレイな状態を維持して下さい、お願いしますね~。
今回の試乗は日大前まで行き記念写真を撮影してきました、日本を代表する歴史的な建築物、DB8、4ドアのインテR、歴史に残る隠れた名車です。
帰社したインテは正確なアライメント調整作業に入ります、試乗前のコールドスタート、試乗中、試乗後に再度冷えた状態、これら種々の状態で変わるクルマを試乗するスタッフは走行評価して納車させて頂きます。 お預かり4日、総額477,925円也でした。
Posted by吉澤