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雨が降ると助手席の足元が濡れて水溜まりが…そんな漏水なS2000が入庫、
オーナー様は「何としても完全に治したい」
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まず水漏れ箇所の特定と確認です。走行3万キロの艶々のボディーにシャワーします。
すると程なく助手席バルクヘッド付近からポタポタと水が漏れてきました。
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写真はダッシュボード奥の吸音材で厚さが20mmあります。これが水を吸い重くなり、かつ匂いが!
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ハイ、嫌な漏水はスッキリさせましょう!!!
シート・エアバック・センターコンソールを取り…
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ダッシュボード・エアコン・吸音材などを全て外して、室内をドンガラ状態にします。
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赤○部分この奥が今回の水漏れ箇所です。
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特殊な粉スプレーをかけて茶色に変色した処が漏れている場所です。
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なんと大小数か所から水が浸入して来ているのが確認できました。
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外部から高圧エアーを吹くと「ピィ~~」とかすかな音が聞こえます。この部分のコーキングを剥がすと…
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パネル接合の数か所が溶接不完全で、一部が剥がれコーキングの下には空間が。隙間が空いていました。
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ボンネットヒンジ部もコーキングにピンホールがあったので、数日放置し完全に乾燥させてシール材の直し打ちを施します。
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水漏れが止まり加修が出来た事を確認してから、外した内装品を順々に戻していきます。
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水漏れ修理の後は、純正幌のASSY交換です。
オーナーの皆様曰く「パタパタ音が出たり、水漏れしたり」で社外品はチョットね~
で、やっぱり幌骨ごとASSY交換のレトロフィットが良いんだよね~( ゚Д゚)
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ガラスの建付けを調整したらトランク内を含め車両全体の水漏れチェック。これで作業は終了、室内が爽やかになり完成です。
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ご依頼ありがとうございました。