入庫してから約1か月の間、まず室内とトランク内を強制的に通風させて乾燥させました。
カーペットや内装は全て外して天気の良い日にお外で天日干しです。
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この02ーRは新車で購入されたオーナー様が車庫で長期に保管、ここ数年はエンジンを始動させていません。
燃料タンク内に残るGASは危険な臭いが、古いガスは全て抜き取り、エンジンオイルも抜き廃油を点検してから廃棄です。
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オイルパンの底部にはタール油分がコロイド状態で約10mmくらい沈殿してました!
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次にハブ、サスアーム、エキゾースト、マニホールドなど取り外してエンジンを取り出します。
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NSXの場合はボディを上げてエンジンは下に抜きます。
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エンジンルームと運転席のスペースに挟まるレイアウトの燃料タンクを取り出し、中を新しい燃料で洗浄、ポンプシール、燃料ホース、各負圧ホースなどゴム類のパーツは全て交換します。
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降ろしたエンジン単体を前に作業手順の確認です。
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この状態でベルトカバー類は全て外して、ピストンTopとクランクプーリー、カムプーリーの位置を見てタイミングベルトを交換します。
テンショナーを張り、ベルト交換が終わったらクランク数回転させて再確認します。
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次に前後バンクのカバーを取りタぺクリ値の点検です、調整前はINが0.19mm、EXが0.24mmと規定値を少しオーバーしていました。
インジェクターのクッションシール、デリバリー系のOリング、シールなどゴム系の部品は全て交換します。
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燃料タンク、エンジン、ミッション、サブフレーム、ハブ、ブレーキを取り去った車体の後部の写真です。
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エンジンを搭載、サブフレームを組み付けた状態!
リジカラ
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サスアーム、ハブ、ブレーキを組み終わった02Rのリアセクション、
来週は車体前部をレポートさせて頂きます。