今週のタイプワンに走行が600km、「ほぼほぼ」新車のS660モデューロXがチューンのご依頼で入庫しました。



チューニングの目的はズバリ「サーキット走行」を楽しみたい、安心して楽しめるクルマ造りを目指します。



サスペンションチューンの命題①はロール速度をユックリ、過渡特性を穏やかに!

BILIZER SET FRONT              純正:19φ SPOON:22φ
STASTABILIZER SET REAR   純正:11φ  SPOON:15φ 


サスペンションチューンの命題②はストロークの量を増やす、車高を下げてもリバウンドも減らさない、その為には全L確保をmm単位で求め試作を繰り返して製品化しました。

FULL SPEC DAMPER KIT


N1 MUFFLER KIT

純正6kg  SPOON 5.3kg ブーストUPしてもExの流量は十分、なお車検対応品です。

気になるSPOONエキゾーストノートは





吸気口は純正44φを46.5φに、バタフライ径は純正38.5φから41φに大径化、断面比で11%開口拡大しています。

VENTURI BIG THROTTLE BODY


ステアリングギアBOXの締結方法、量産のこのボルト位置の赤→部を見て下さい。
ここを良~く見てみると、このパーツが何故に必要なのが判ります。

STEERING STIFF PLATE KIT


STIFF PLATE FRONT



REAR STIFF PLATE KIT , JW5

これらステッフプレート製品群は「金型を新規に製作」調質ハイテン材を超高圧プレス加工に余肉をレーザーカットして製造しています。
つまり純正ボディと同じ工法、製法を採用したのは私達のチューンのテーマ、クルマ全体の「剛体化」の為です。



S07A型エンジンコンプリートも平行して製作中です。
ピストン、コンロッドは重量を、ピストンリングは張力を、、



冠面は容積を合せ込みます。
ホンダエンジンの凄さはこの各シリンダーでの容積差です。
写真のシリンダー側もヘッド燃焼室側もその差は事実上ゼロ、量産エンジンでは驚異的です。



ピストン上死点とクランクTopマーク位置を確認します。
これ舟キーとプーリー溝に遊びが存在してるから約1度の差異があります。
此処は皆さん「エ~嘘でしょう~」まさか? 実測するとズレているの判ります。



私達のエンジンチューンのテーマは「高耐久で快音」の追及です。
行程に秘密はありません、全て開示しています。
すべき事を施し1基ずつ確実に造る。
それは3気筒でもV6でも変わる事はありません。

ENGINE COMPLETE S07A