今週入庫したこちらの車両、大きすぎてエレベーターに乗り切らない!バンパーを外してギリギリで搭せられました~。

RIDGELINEはアメリカHondaのNewピックアップトラック、彼の地で大人気です。走行は7万マイルのこの車両、海へ山へアクティブに活動するオーナー様は「自分にピッタリのこのクルマ、ず~っと乗り続けたい!」それで各部のリフレッシュをご依頼を頂きました。

搭載されている3.5ℓV6エンジン、静かでトルクフル、ダッジ、フォード系の荒いエンジンフィールと違い「湖面を走る」滑らかなフィルーと大好評のクルマです。メンテはタイミングベルトやエンジンマウント、ウォーターホース等の劣化したゴム系部品をメインに作業開始!

車体の奥に深く低く搭載された比較的コンパクトなエンジン、エンジンルームが広いので中に入り作業するメカニック、しかし、ホント大きいな~。

前後バンクそれぞれのカムシャフトやウオーターポンプを駆動するのは1本のタイミングベルト、ここの僅かな弛みがカムタイミングのずれを招きます。ピストントップを確認しベルトに均等で適切なテンションをかけカムタイミングをあわせて組み付けます。とにかく慎重に、確認しながら安全に作業。

ブローバイガスで汚れているインマニやスロットルは綺麗に洗浄して、磨いてポートの「中心」に合せて組み付け、これ作業の基本です。

バルブクリアランス調整でヘッドカバーを開けると、内部はとても綺麗、これならマツイ棒は不要ですね(笑)オイル管理が良い≒オーナー愛情の量です。でも、さすがにクリアランスは規定値よりもかなり広くなってました、4本X6気筒=24本全てクランクを回しながらキッチリ合わせ込みました。

熱による劣化が起き易いイグニッションコイルは新品に交換、、やっぱりこの部品の経年劣化は多いんですね~。

なぜか笑顔のメカさん達、花金でテンション上げアゲ~っす(笑)

が、、ココでトラブル発見!リヤデフからオイル漏れ、ドライブシャフトからグリスが漏れてました。パーツはSpoon北米支社に依頼、発送でバッチリOK!しっかりリフレッシュして早くお返ししますね❤
オーナー様もうチョット待ってて下さい、この続きはまた次回ご報告します!

Posted by Jomoto