TYPEONEによくいただく質問が「今度S2000でサーキット走行しようと思うんですけど、何をどうすれば良いんでしょうか?」そこで今回はサーキットに向けた必需のチューニングメニューをご紹介させて頂きます。
その1.バッフルオイルパン
どんなに高機能で高級なエンジンオイルを入れても激しい横Gや前後Gでオイルが片寄り、吸い口にオイルが無くては油圧ゼロ→エンジン即ブローです。先ずエンジンを壊さず、安心して走れる仕様を造り上げる事!
赤矢印のバッフルプレートを追加加工したオイルパンは、S耐マシンで使用実績があり性能はお墨付き!これで油圧変動が起きないから油圧計は不要かも、油圧計を取り付けてサンドイッチブロックの変形からのオイル漏れなど逆リスクも心配です。
オイルパン交換時は、エンジン内部の状態もチェック、このSのエンジン内部はスラッジも無く非常に綺麗、日ごろのオイル管理が良く出来ている証拠です。こんな処にオーナー様のHonda愛を感じちゃいますね~❤
その2.サーモスイッチ、サーモスタット
エンジン水温はこの2つのパーツが効果的。サーモスタットはラジエターからエンジンに流れてくる冷却水をコントロールするバルブ、そしてサーモスイッチは、ラジエターファンを作動させるスイッチ、どちらも交換するとノーマルより低い温度でバルブが開き、かつラジエターファンが回るのでエンジン水温を低く抑える事ができます。サーキット走行に向けたファーストステップとしてはこの2アイテムで充分です。
ちなみに、水温のモニタリングはODBカプラーを使った水温モニタータイプがおススメ、センサーを取り付けるためのラジエターホースの切断が不要で水漏れのリスクが無しで安心!
その3.ガゼットプレート
S2000でサーキットを走る時の必須アイテム。現在のラジアルはS2000がデビューした当時のSタイヤ並みのグリップレベル、そんなタイヤでサーキットを走ると車体ブラケットへの負荷は想定以上です。S2のウィークポイントのフロントアッパーアームの付け根を補強し、破損を防ぎましょう。
取り付けは溶接でバチバチっとガッチリ強固に取り付け、安心ボディーでどこまでも踏めちゃいますよ~。
いざサーキットを走ろう!となるとパワーアップや足回りのセットアップ等、、、タイムアップにつながるチューニングが注目されますが、最も大事なファーストステップは壊れないクルマを造る事。
安心して走れるクルマはドライビングに集中できるのでサーキットを心置きなく楽しめます。車の性能を100%引き出しタイムアップが難しくなったら次のステージへステップアップでOK。楽しく、そして安全にサーキット走行を楽しみましょう。
Hondaの安心チューニングはTYPEONEにお任せ下さい!
Posted by Jomoto