今日は福島からレジェンドのお客様です。
「走行距離が110,000kmを超え、最近エンジン音が大きくなってきたような気がする。」
との事でご来店されました。
早速点検してみると、確かにタペット音が大きくなっておりました。
オーナーは走行距離が10万キロを超えているのでいずれエンジンオーバーホールも
考えているようですが、今回はバルブクリアランス調整だけ行うことになりました。
まずはインマニ、スロットルボディを外し、両バンクのヘッドカバーを外します。
現状のバルブクリアランスを測定してみると、やはり適正値より0.05〜0.1mmほど
広がっていましたので、各気筒ずつ全て均等になるように適正値に調整していきます。
ヘッドカバーを開けたら、ヘッドカバーパッキンを交換しますが、つい見落としがちなのが
写真中央矢印のプラグホールのオイルシールの劣化。
他の車種でも良くあるのですが、Oリングに劣化、亀裂があるとプラグホールに
エンジンオイルが溜まってしまうことが有りますので要注意です!
調整完了後、エンジンを始動してみると、作業前に比べると明らかにエンジン音は
静かになり、ピックアップも改善されました。
サーキット走行をされる方には5万キロに一回はバルブクリアランス調整を
することをお勧めします!
Posted by 原
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